日常で使うフレーズの、敬語を知りたい時もあるもの。
「聞かれた」の丁寧な言い方を見ていきましょう。
「聞かれた」とは?
相手から質問を受けること、分からないことを問われることを指します。
「知らない人に道を聞かれた」のように用いられています。
「聞かれた」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
敬語としてのニュアンスがないので、ビジネスシーンでは場にそぐわないことも。
とくに他のお客様がご来店している際に「客からこんな質問を聞かれたのだけれど」と同僚同士で話してしまうと、接客姿勢として減点になります。
「お客様にご質問いただいた」あるいは「〇〇様にお問い合わせいただいた」と直して用いていきましょう。
「聞かれた」を使った例文
・『初めて見る人に、駅までの道を聞かれました』
・『お問い合わせいただいた件ですが』
・『ご質問いただいた内容について、ご返答いたします』
「聞かれた」の類語や敬語での言いかえ
こちらの表現の類語、そして敬いの言い方を見ていきましょう。
「聞かれた」の類似表現
同じような表現に「お問い合わせいただいた」も挙げられます。
お問い合わせは、顧客からの連絡をあらわします。
先輩に「お客様からこのようなお問い合わせをいただいたのですが」と対応について尋ねる際にも、しっくり決まります。
「聞かれた」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご質問いただいた件」や「ご質問いただいた内容」もあります。
顧客から問い合わせがあり、いったん保留にしてから再度かけ直す際に使えます。
「聞くこと」を「ご質問」に直しているので、相手を持ち上げる言い方になっています。
「聞かれた」の返答や返信例
後輩や部下から顧客対応についての相談を受けたら、それに応じた指示を出していきましょう。
「〇〇の件について、了解しました。
〇〇様にはこちらから連絡いたしますので、お願いいたします」や「〇〇の件について、確認しました。
〇〇とご説明をお願いいたします」とお送りします。
まとめ
「聞かれた」の丁寧な言い方を見てきました。
誰が聞いても恥ずかしくない日本語に整えて、敬語の達人を目指していきましょう。
