この記事では「しばしお待ちいただければ幸いです」について解説をします。
「しばしお待ちいただければ幸いです」とは?意味
少しの間待ってもらえるとありがたい、という意味です。
「しばし」はしばらくという意味で、少しの間続くさまを表す言葉です。
「お待ち」は「待つ」を連用形にした「待ち」に「お」をつけています。
「お」のついた動詞の連用形の後に「いただく」を続けた形で、相手にあることをしたもらうのをへりくだっていう意になります。
「ば」は実現していない事柄を実現したと仮定して考える意を表します。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現です。
「しばしお待ちいただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、少しの間待って欲しいときに用います。
会社にお客さまが訪れたときのことで説明をします。
ある人がAさんに用事があって会社を訪ねてきました。
このときAさんは席を外しており、すぐにお客さまの対応ができませんでした。
少しの間待ってもらえればAさんを呼んでくることができるので、お客さまには少し待っていたもらいたいです。
そのときにこの言葉を伝えます。
「お待ちください」という表現でも、待つように求めることができます。
しかし、「ください」では命令をしているようで、人によっては不快になります。
「幸いです」は、そうしてもらいたいと柔らかく伝える表現です。
柔らかな表現にすることで相手を不快にさせにくくなります。
クッション言葉を用いると、さらに柔らかく伝えられます。
クッション言葉とは、相手が受ける衝撃を和らげたり、伝えにくいことを柔らかく伝えたりするために用いるものです。
「恐れ入りますが」など添えると、柔らかな表現になります。
「しばしお待ちいただければ幸いです」を使った例文
・『しばしお待ちいただければ幸いです。3分ほどで戻ってまいります』
「しばしお待ちいただければ幸いです」の返答や返信例
待つように求められているので、待てるならば「わかりました」の意を伝えます。
それほど長くはかからないはずです。
待てる時間に限りがあるなら、どれくらいの間なら待てるのかを伝えておくとよいでしょう。
どうしても待てないときは、ある事をしてもらえないかもしれません。
たとえば、用事のある人がやってくるのを待つように求められているときは、待てないとその人に会えません。
まとめ
この言葉は、少しの間待つように求めるときに用いるものです。
柔らかな表現を使っています。
相手に何かを求めるときは、不快にさせないような表現を心がけるとよいでしょう。