「長丁場」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「長丁場」とは?
これは、物事が長く続くことを意味する言葉です。
「丁場」は宿場と宿場の間を示すような意味で使用されていたと言われています。
つまり移動する際の距離の単位が長い場合に、「長丁場」と表現していたのです。
これが転じて、何かの場面が長く続くような状況を「長丁場」と表現するようになったのです。
たとえば、「今回の交渉は長丁場になりそうです」とすれば、交渉の期間が長く続くであろうことを表現できます。
これらのことから、この言葉が、物事が長く続くことを意味するものであると分かるのです。
「長丁場」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある会議に参加することになっていたとします。
そしてその会議のテーマは、非常に難しい内容になっていたのでした。
このような状況で、「今回の会議は、長丁場になりそうな予感がします」と言うとよいでしょう。
これによって、長く続くものになるであろうことを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「長丁場」の表現方法に注意するべきです。
これは「長期」などに置き換えて使用できます。
また、「長期間」なども類似表現になるのです。
さらに、「長く続くもの」のように言い換える方法もあります。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「長丁場」を使った例文
ここではいくつかの例文を挙げています。
このように、前後に適切な言葉を組み合わせる事で、自然な印象の表現にできるのです。
・『今回のテーマだと、会議が長丁場になりそうです』
・『大変難しい交渉のため、おそらく長丁場になるかと思います』
・『当社といたしましては、長丁場になることも辞さない構えでございます』
「長丁場」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「長丁場」の類似表現
これの類似表現として、「長期間」が挙げられます。
「長丁場」と「長期間」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「長丁場」の敬語表現
これを単独で敬語に言い換える方法はありません。
これを敬語にする場合は、たとえば「長丁場になるかと存じます」のように、組み合わせる言葉で工夫する必要があるのです。
なお、この場合は謙譲語を使った敬語表現になっています。
まとめ
このように、物事が長く続くことを意味する場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。