ここでは「調整でき次第」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「調整でき次第」とは?
「調整でき次第」は、何かの調整がついたところで、という意味になります。
「出張の日程ですが、調整でき次第お知らせいたします」と使った時には、出張の日程は調整がついたところで知らせると言っています。
それがついたところで、と言うと、それからちょっと間があっても問題がないように聞こえてしまいますが、その直後という意味になるのでその点を間違えないようにしてください。
つまり、何かの調整がついた直後、すぐに何かをするといった用い方をするための表現となっており、この「調整」は折り合いをつけるという意味で、「先方とうまく調整でき次第〜」のような使い方がビジネスシーンでよく見られます。
「調整でき次第」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「調整でき次第」は、先のようにその直後という使い方をする表現です。
よって、「日程が調整でき次第、ご連絡いたします」などという用い方が多く、「すぐに」とそちらの表現も加えて、「〜でき次第、すぐにご連絡いたします」といったように使う例も多いです。
「〜でき次第」で「すぐに」という意味も含んでいるため、そちらにしても意味するところは変わりませんが、よりそれができた直後にいうニュアンスが強まるため、そのような使い方をすることもよくあります。
尚、この形では前述の日程などを対象にして使う表現になるため、機械的な「調整」をすることに対して使うことはまずありません。
「調整でき次第」を使った例文
・『開始時間はまだ決まっておりませんが、調整でき次第、メールでそれをお知らせいたします』
・『負担割合についてまだまとまっておりませんが、調整でき次第、書類にしてご報告いたします』
「調整でき次第」の類語や言い替え
・『確認でき次第』
「調整」を「確認」とした形になりますが、同じくビジネスではおなじみの表現です。
「確認」ができた直後という使い方になる点も同様で、「入金が確認でき次第、発送いたします」といったような用い方になり、意味が変わることはありませんが、こちらも「すぐに」と入れて使っても構いません。
まとめ
「調整でき次第」は、何かの折り合いがついたところですぐに、と解釈して使われる表現です。
それができた直後にどのようにするといった用い方をすることが多く、その意味からビジネスシーンでもよく使われています。
