「慙愧の思い」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「慙愧の思い」とは?
これは、とても恥ずかしく思う気持ちを表現した言葉です。
「慙愧」は「ざんき」と読みます。
これは、自分の言動に対してとても恥ずかしく思うことを表現した言葉なのです。
「慙」も「愧」も、何かを恥じるような気持ちを表現した漢字になっています。
これを「慙愧」という熟語にすることで、「恥ずかしい」と思う気持ちの程度が強いことを言い表しているのです。
なお、「思い」は「思う」という動詞が名詞化された形になります。
これは、「気持ち」や「感情」を示す意味で使用できる言葉なのです。
これらのことから、この言葉がとても恥ずかしく思う気持ちを表現したものであると分かるのです。
「慙愧の思い」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある企業に向けたプレゼンを実施したとします。
しかし、担当者の準備不足により、散々な結果となってしまったのです。
このようなケースで、「この度の件に関しましては、当社としても慙愧の思いでございます」と伝えるとよいでしょう。
これにより、とても恥ずかしく思う気持ちのことを、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「慙愧の思い」の表現方法に注意するべきです。
これは「慙愧の念」に置き換えできます。
また、「とても恥ずかしい思い」のように、平易な言葉で置き換える手段もあるのです。
このように、同じような内容を、違う言葉を用いて言い換えできます。
状況により、上手に使い分けるとよいでしょう。
「慙愧の思い」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『慙愧の思いでございます』
・『慙愧の思いでいっぱいです』
・『慙愧の思いしかございません』
「慙愧の思い」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「慙愧の思い」の類似表現
たとえば、「慙愧の念」が類似表現になります。
「思い」と「念」は、同じような意味で使えるのです。
「慙愧の思い」の敬語表現
これを単独で敬語に言い換える手段はありません。
これを敬語にする場合は、「慙愧の思いでございいます」のように、組み合わせる言葉で工夫するべきなのです。
なお、この場合は丁寧語を組み合わせた表現になっています。
まとめ
このように、とても恥ずかしく思う気持ちを表現する場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。
