「心よりお見舞いを申し上げます」という言葉は、プライベートはもちろんビジネスでもよく用いられる言葉です。
聞いたことがある人や使ったことのある人も多いとは思いますが、使う場面は多くありますのでビジネスマナーとして覚えておきましょう。
「心よりお見舞いを申し上げます」とは?意味
「心よりお見舞いを申し上げます」の「心より」とは「強い気持ちで」「心で強く思って」という意味があり、「お見舞い」とは「病気にかかったり、怪我をした人を慰めること」または「心配する気持ち」という意味があります。
そして、「申し上げます」は「言わせてもらいます」「言わせていただきます」という意味があり、「申し上げます」というのはそれらの言葉を謙譲語と丁寧語で表したものになります。
「心よりお見舞いを申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「心よりお見舞いを申し上げます」という言葉は上司や先輩などの社内にいる目上の人はもちろん、社外にいる取引先の人や協力会社の人など、関わりのある人やお世話になっている人に対して使われます。
ビジネスシーンで言えば、先ほど説明した目上の人が病気にかかってしまったり、怪我をしてしまった際にお見舞いにいったときに使う言葉です。
お見舞いになかなか行けなかったり、1度行ったものの療養期間が長引いている場合に相手のことを気遣った手紙やハガキなどの文章にも用いられます。
「心よりお見舞い申し上げます」という言葉を使うということは、相手は万全の状態ではないということなので、内容は簡潔かつ相手に心配している気持ちや早く回復してほしいという気持ちが伝わるようにしましょう。
あまり長文にしたり、心配なあまり長話をしてしまっては相手に負担をかけてしまうので充分注意しましょう。
「心よりお見舞いを申し上げます」を使った例文
・『事故にあい怪我をされたとお伺いしました。心よりお見舞いを申し上げます』
・『体調不良により先週よりお休みをされているとのこと、心よりお見舞いを申し上げます』
・『◯◯部長様が体調を崩し、入院されたと聞き、チーム一同驚いております。一日も早い回復を心よりお見舞いを申し上げます』
「心よりお見舞いを申し上げます」の返答や返信例
「心よりお見舞いを申し上げます」という言葉をかけられた側は、自分の心配をしてくれた相手に感謝の気持ちを伝える必要があります。
「この度はお気遣いいただき、ありがとうございます。
復帰いたしましたら、またよろしくお願いいたします」など、お礼とともに今後もよろしくお願いしますという気持ちを添えと相手にも好印象を与えることができます。
まとめ
ここでは「心よりお見舞いを申し上げます」という言葉の意味やビジネスでの使い方など簡単に説明してきました。
ビジネス関係にある相手やお世話になっている人を気遣うのは社会人として当たり前のことです。
この言葉は相手を気遣える人の行動や言葉ともいえるので、正しく必要な場面で取り入れていきましょう。