「問題ありませんでしょうか?」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「問題ありませんでしょうか?」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネスで使用するであろう、「問題ありませんでしょうか?」という言葉について解説します。

「問題ありませんでしょうか?」とは?意味

「問題ありませんでしょうか?」は、対象に対してたとえばビジネスパートナーなどにこちら側の要望や作り上げたものが問題のないことを確認するための敬語になります。

なお、この敬語、「問題ありません」という言葉を疑問形にしているが故、確認を必要とする事柄に使用するのですが、実は望ましい言葉ではなく、相手に確認を必要とする物事である場合、「支障はないでしょうか?」とすれば疑問形になりますが、不必要に敬語で相手の方に対して接していないためスマートな敬語表現になります。

「問題ありませんでしょうか?」の言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点

「問題ありませんでしょうか?」は、ありという部分が問題があることを肯定していて、ませんという言葉で今度は否定をしているため、これはビジネスにおいては、どっちだよととられることがありますので、あえて、「問題ないでしょうか」と否定のないという部分を強調して相手側に「いやいや、問題があるんだけど」といわせる選択肢を用意したほうが良いでしょう。

なので、この言葉はビジネスでは封印したほうが良いかもしれません。


「問題ありませんでしょうか?」を使った例文

・『こちらの書類の内容に問題ありませんでしょうか?』
この例は、ビジネスで書類内容の確認を促す言葉のテンプレートで問題あり、という言葉が最初に来ているということは書類に問題があるという認識を相手側が持ってそれを否定するために確認するというのがこの言葉の意味になります。

なので、初めから書類に問題がないとわかっている場合、「問題ないでしょうか?」と切り出せば相手側が「確かに問題がない」という可能性がありますので、ないということを重視したいのであれば、問題ないでしょうか?とするとよいでしょう。

「問題ありませんでしょうか?」の返答や返信例

「問題ありませんでしょうか?」の返答は、問題があるかないかを述べるだけです。

なので、問題がある場合、何が問題であるかを述べて、問題がない場合、「ありません」とだけ言えば通用します。

まとめ

「問題ありませんでしょうか?」は、2重敬語でありつつもう一つの問題がありまして、問題あり、という言葉から始まり、ませんで今度は否定をしているわけですから、相手の認識は、書類に問題があるが故確認するのかという風にとらえてしまうのです。

なので、お勧めとしては、「問題ないでしょうか?」というのがドストレートで間違いがないことを示し、相手も間違いがないと了承をしてくれるのです。

ただ、「問題ないでしょうか?」も言葉がドストレートなので問題があった場合、相手側もドストレートに問題があるじゃあないかと述べてくるうえ、ないでしょう?と言い切った割には間違っていたわけですので印象は悪くなるでしょう。