「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」について解説をします。

「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」とは?意味

壊れたり汚れたりしないように気をつけて保管するようお願いをする言葉です。

「大切」は、丁寧に扱うことをいいます。

「保管」は、物を預かって、壊れたりなくしたりしないように保存・管理をすることです。

「いただき」「いただく」のことで「もらう」の謙譲語です。

「もらう」には、他人の行為によって自分が得をする、頼んである行為をさせるという意味があります。

「よう」は婉曲な命令の意です。

「申し上げ」「申し上げる」のことで、「いう」の謙譲語です。

「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、扱いに気をつけて欲しいものを保管して欲しいときに用います。

失ってはいけないもの、壊れてはいけないものなどを聞き手に保管してもらいます。

「大切に保管」とは、具体的にどういう行動なのか示しておくと、話し手の望むような保管をしてくれると期待できます。

「大切に保管」といっても、人によってどういった状態を指すのか考えが異なります。

たとえば資料の場合だと、金庫の中に入れておくことを大切に保管していると考える人もいれば、クリアファイルに入れて折れないようにしておけば大切に保管しているといえると考える人もいます。

このように人によって考え方が違うので、具体的な保管方法を伝えておきましょう。

「保管いただき」「保管ください」とすることもできます。

「ください」は命令をしているように感じてしまうこともある言葉ですが、後に「ますよう」を続けると柔らかな表現になります。


「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」を使った例文

・『お渡しした○○は大切に保管いただきますようお願い申し上げます』

「大切に保管いただきますようお願い申し上げます」の返答や返信例

大切に保管できない、ということはないはずです。

この場合は「わかりました」の意を返すとよいでしょう。

保管方法について疑問点があれば質問をしてください。

そのものを傷つけたり、失ったりしてはいけません。

保管方法がわからず、適当な保管の仕方になってしまうと、傷ついたり、失ってしまう可能性があります。

わからないことがあったら尋ねて、適切な保管をしてください。

まとめ

この言葉は、丁寧に保管をするようにお願いするときに用います。

相手はそのものを大切だと認識していないかもしれません。

傷ついたり、失ったりしてはいけないものならば、大切に保管するように伝えておきましょう。