「無事完了しました」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「無事完了しました」とは?
はじめに「無事完了しました」の意味を解説していきます。
「無事」は「ぶじ」と読み、「なにごともないこと」を意味します。
これは、一般的にポジティブな意味での「なにごともない」で使用される言葉です。
期待していたことが何も起こらないネガティブな状態で、「無事」とは表現しないのです。
ここでは「無事完了しました」との表現で使われています。
しかし本来は、「無事、完了しました」か「無事に完了しました」が正しいでしょう。
「無事完了」という四字熟語は無いからです。
しかし、このまま使用しても十分に意味は通じるので、あえて修正する必要もないと言えます。
「無事完了しました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「無事完了しました」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが上司から進捗状況を尋ねられたとします。
問い合わせは社内のチャットできました。
そして、チャットでの質問なので、簡素な表現で返そうと思いました。
このような場合には、「無事完了しました」と答えるのがよいでしょう。
ミニマルな表現で、相手の要求に必要十分な情報を返しているのです。
この言葉を使う場合の注意点は、正式な文章で使用する場合にあります。
その場合は、「無事完了」は「無事に完了」などに書き換えて使用するのがよいでしょう。
「無事完了しました」を使った例文
ここでは「無事完了しました」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、冒頭に説明を加える使い方も可能です。
状況に応じて柔軟に使い分けるとよいでしょう。
・『無事完了しました』
・『ついさきほど、無事完了しました』
・『苦労しましたが、無事完了しました』
「無事完了しました」の類語や敬語での言いかえ
それでは「無事完了しました」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「無事完了しました」の類似表現
まず「無事完了しました」の類似表現について解説します。
「無事」は「無事に」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「無事完了しました」の敬語表現
つぎに「無事完了しました」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「無事に完了いたしました」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「無事完了しました」は、非常にシンプルでミニマルな表現方法です。
そのため、チャットなどでの使用で効果的な反面、正式な文章では少し補正する必要があるものなのです。