ここでは「伺っておりますので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「伺っておりますので」とは?
「伺っておりますので」は、何かについて聞いていると伝えるための表現です。
この前にそれを聞いた人の名前を沿えて、誰かから聞いているという用い方をすることも多く、その時には「それに関しましては、○○様より伺っておりますので〜」といったように使います。
語尾が「で」となっているため、それを聞いているのために〜と続けて文章を作ることになり、「そちらにつきましては伺っておりますので、ご心配には及びません」のように用いられます。
このように使う表現のため、それは聞いているので問題ない、それについてこうできるといったような用い方になることが多く、口語で直接その相手にそういうことだと使ったり、文章で何かの回答になる時にも用いられています。
「伺っておりますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「伺っておりますので」は、それは聞いているので、という意味になります。
その内容を聞いた相手に対して謙って使うことになるため、「○○部長より伺っておりますので〜」などと、聞いたと使う相手は上司や目上の人間になると考えていいでしょう。
ビジネスシーンでは他社からという用い方もよく見られ、このように使う相手ではなく、聞いた相手を立てて用いることになります。
よって、使う相手自身から聞いたという場合にもよく使われており、例えば、前日に予約をしてきたのがその人本人で、当日に「ご予約を伺っておりますので、早速ご案内いたします」と用いることができます。
尚、どこかに行ったことがあるという解釈で用いることもでき、その時には「○○には一度伺っておりますので〜」のような使い方になり、この場合には出向いた相手に対して謙って用いています。
「伺っておりますので」を使った例文
・『その件に関しましては伺っておりますので、詳しく説明させていただきます』
・『3ヶ月前に一度伺っておりますので、場所は問題ありません』
「伺っておりますので」の類語や言い替え
・『伺ったことがありますので』
「伺っておりますので」を前述のどこかに行ったことがあるという解釈で用いる時には、こちらにした方が適しています。
「そこには一度伺ったことがありますので〜」とすると、その場所に前に一度行ったことがあると伝えており、この後にはそのために行き方や場所は分かっているなどと続けて使われます。
まとめ
「伺っておりますので」は、何かを聞いているため、それについて問題はない、このようにできるといった使い方になります。
聞いた相手に謙った表現になっており、どこかに行ったことがあるという解釈でも使えますが、その時には類語として挙げた形の方が向いています。