この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「時間厳守の上」について、その意味や使い方や敬語表現等を分かりやすく説明します。
「時間厳守の上」とは?意味
「時間厳守の上」における「時間」は言うまでもなく「時刻のこと」で、「厳守」はそれぞれの漢字の訓読みから分かるように、「厳しく守ること」を意味する言葉です。
そして、最後の「〜の上」は正しくは「〜のうえ」と平仮名表記すべきで、ここでは「〜してからや、〜した結果」との意味で使われている表現です。
したがって、「時間厳守の上」の文字通りの意味は「時刻を厳しく守り、その結果」といった意味になります。
平たく表現すれば「時刻を厳しく守って」といった程度の意味になります。
「時間厳守の上」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「〜のうえ」は上下の位置関係を示す場合は漢字表記の「上」を使って「〜の上」と漢字表記します。
しかし、その本来の意味から派生した意味で使う場合は漢字表記ではなく、平仮名表記とするとの日本語のルールであり、ここでは位置関係の「上」ではなく、そこから派生した時間軸の意味で使われているので、「〜のうえ」と平仮名表記するのが正しいと言えます。
ただし、一般的には広く漢字表記で使われているので、慣習的には問題ないと言えるでしょう。
この「時間厳守の上」のフレーズは、ビジネスシーンでは始業時間は言うまでもなく、集合時間や、各種書類の提出期限など、色々な「時間的な約束をしっかり守ること」を指して使われます。
時間を守ることは、社会人として当然のこととして求められるマナーです。
時間を守らず、時間にルーズな人は、何かにつけてルーズであろうと思われ、ビジネスマン失格の烙印を押されかねません。
信頼を失わないために、いかなる場合においても「時間厳守の上」行いたいものです。
「時間厳守の上」を使った例文
・『時間厳守の上、ご参集のほどよろしくお願いいたします』
・『必要事項を記入して、時間厳守の上、ご返送願います』
・『関係書類を時間厳守の上、ご提出ください』
「時間厳守の上」の類語や言い換え
「時間」はシチュエーションに応じて、「時刻」や「期日」と言い換えることが出来ます。
また「厳守」の類語としては「遵守 」や「順守」が挙げられます。
したがって、「時間厳守の上」は「時刻遵守の上」や「期日順守の上」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「時間厳守の上」の文字通りの意味は「時刻を厳しく守り、その結果」といった意味になります。
平たく表現すれば「時刻を厳しく守って」といった程度の意味になります。
ビジネスマンにとって、この「時間厳守の上」で行動することは最も基本的なルールだと言えます。