社会人として相応しい敬語を知っておくと、自信がつくもの。
「待ってもらう」の正しい使い方を見ていきましょう。
「待ってもらう」とは?
電話対応をしている時に、関係者の方がやって来ることがあります。
「待ってもらう」は、今すぐ来客対応ができない時のとっさのひと言となります。
「待ってもらう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
月末など繁忙期を迎えていると、突然の来訪や電話があっても、すぐに対応できないことがあります。
「手が離せないから、待ってもらって」は社内同士の会話で使えますが、お客様を目の前にしては少々危険な日本語です。
ぞんざいに扱われているように思えるので、気づまりに感じるお客様もいるかもしれません。
「お待ちいただく」などの表現に置き換えて、失礼のない言い方を取り入れていきましょう。
「待ってもらう」を使った例文
・『あと5分だけ、待ってもらうよう伝えてください』
・『大変申し訳ございませんが、こちらでお待ちください』
・『今しばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします』
「待ってもらう」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な言い方を見ていきましょう。
「待ってもらう」の類似表現
よく似ている言い方に「少々お待ちください」があります。
歯科医院や内科の待合室でよく耳にする言い方で「番号が呼ばれるまで、少々お待ちください」や「お掛けになって、お待ちください」と用いられています。
「待ってもらえますか」というよりも、上品に聞こえるでしょう。
「待ってもらう」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「お待ちくださいますよう」や「お待ちいただきますよう」が挙げられます。
丁寧に「待ってもらうこと」をお伝えする言い方になっています。
「大変申し訳ございませんが他のお客様の接客中なので、こちらでお待ちくださいますようお願い申し上げます」と用いていきます。
「待ってもらう」の返答や返信例
「お待ちください」と先方から頼まれたら、その案内に従っておきましょう。
「急ぎではありませんので」や「お気遣いなくお願いいたします」とお答えします。
まとめ
「待ってもらう」の正しい使い方を学びました。
色々な表現を知っておくと、日々のやり取りが明るく弾みます。
印象のいい表現を取り入れて、少しでも得をしましょう。