この記事では「預かっておりますので」について解説をします。
「預かっておりますので」とは?意味
あるものを保管しているので、という意味です。
「預かっ」は「預かる」のことで、頼まれて人や物などを引き受けてその世話や保管をする、物事の管理や運営を任されるという意味があります。
この言葉の場合は、前者の意味で使っていることが多いです。
「ております」は「ている」の丁寧な表現です。
「ので」は、この後に伝える事柄の原因・根拠・理由などを表します。
「預かっておりますので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人の物を引き受けて保管しているときに用います。
Aさんがホテルを利用しました。
このホテルでは、利用客の荷物を一時的に預かってくれます。
Aさんはホテルに早く着いたので、少し外を歩いてこようと思いました。
まだ部屋に荷物は置けず、荷物を持って歩いていると邪魔になるので、ホテルのフロントで預かってもらうことにしました。
ホテル側はこれを引き受けてくれました。
そのときに「預かっておりますので、どうぞごゆっくりお過ごしください」とホテル側からAさんに声がかけられました。
このような使い方ができるものです。
荷物があるので取りに来てください、という場面でも使用できます。
Bさんは落とし物をしてしまいました。
落としたものは個人を特定できるもので、Bさんの連絡先が記載されています。
ホテルで落としたようで、預かっていたホテル側がBさんに連絡をしました。
このときに、ホテル側からBさんに対して「取りに来てください」と伝えるためにこのような言葉を用います。
「お預かりしておりますので」とするとさらに丁寧になります。
「お〜する」の形で謙譲の意を表します。
「して」の「し」が「する」のことです。
「預かっておりますので」を使った例文
・『預かっておりますので、ご都合のよいときにお越しください』
「預かっておりますので」の返答や返信例
物を保管しているので取りに来てくださいというのであれば、その物を取りに行きましょう。
いらなものだからとそのままにしていると、保管している側に迷惑がかかります。
処分をさせるのも手間がかかるので、いらないものであっても取りに行くことが望ましいです。
場合によっては宅配便や郵便で送ってくれます。
遠方で取りに行けない場合は、送ってもらうとよいでしょう。
そのときに、送料は着払いにしてもらってください。
まとめ
この言葉は、物を預かっているときに用います。
預かっているので他のことを楽しんでください、預かっているので取りに来てください、といった場面で使われています。