この記事では「早速表題の件になりますが」について解説をします。
「早速表題の件になりますが」とは?意味
すぐに表題の事柄について話をします、といった意味です。
「早速」には、すぐに行うさま、ただちにという意味があります。
時間をおかずに物事を行うさまを表す言葉です。
「表題」には、書物や論文などの表紙に書かれている題名という意味があります。
「表」はおもて、物の外にあらわれた部分、「題」は書物や作品の名という意味を持つ漢字です。
「件」はある特定の事柄という意味です。
「ます」は敬意を表します。
「早速表題の件になりますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、表題の事柄について話をするときに用います。
何かを話すとき、いきなりその話題を出すと聞き手は「何のことを話しているのだろう」と戸惑います。
相手が理解しやすいようにするためには、「これから何を話します」と前置きをすることが大切です。
前置きをしておけば「これからこういうことが話される」と頭を切り替えることができ、聞く態勢が整います。
そこで、この言葉を使用します。
これから何を話すのか前置きをするのです。
「早速」なので、雑談などをせずにすぐに表題の事柄に話題を移すときに用います。
すぐにその話題に移りたいときにこのような言い方をします。
雑談があるとその場の雰囲気が和やかになります。
しかし、時間的に余裕がない場合もあるでしょう。
メールの場合でも、本題とは関係ない事柄を長く書いてしまうと、読むための時間を使わせてしまいます。
そういったときには、話題にしたい事柄にすぐに移ります。
「早速表題の件になりますが」を使った例文
・『早速表題の件になりますが、○○という方向でどうでしょうか』
「早速表題の件になりますが」の返答や返信例
この後に表題についての話がされます。
その話を読んだり聞いたりしましょう。
そして、それについての自分の考えを述べたり、質問をしたりします。
たとえば、相手が伝えたい事柄が商品のデザインの相談だとします。
その場合は、この後にデザインについて何かが伝えられるので、まずはその内容を理解します。
そして、相手が伝えてきた事柄に関して自分の考えを述べます。
「このデザインでよい」「こういったデザインにしてはどうか」など伝えるのです。
どういった返事をするかは、この後に伝えられる事柄によって変わります。
まとめ
この言葉は、すぐにでもある事柄について話したいときに用います。
雑談などをせずにすぐに表題の事柄の話を始めるのです。
こういった前置きがあると、聞き手の聞く態勢が整い、話を聞きやすくなります。