この記事では「こちらの資料について」について解説をします。
「こちらの資料について」とは?意味
話し手の近くにある資料を示すための言葉です。
「こちら」は話し手の近くにあるものを指す言葉です。
その他にも話し手に近い方向を指したり、話し手のいる場所やその方向の場所を指す意味もあります。
この場合は、話し手のそばにある資料を指しています。
「について」は、ある事柄に関してその範囲を限定するさまを表します。
「詳細については後日伝える」のような使い方をします。
「こちらの資料について」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手のそばにある資料を示すときに用います。
資料について何か話したい事柄があるときに述べるものです。
たとえば、会議の場面で使われています。
会議で資料を使うことがあるでしょう。
資料を見て欲しいときには、そちらに注目するように声をかけます。
いきなり何かを話しても、何について話しているのか聞き手は理解できません。
そこで、この言葉を用いて資料への注意を促すのです。
この言葉を伝えることで、話し手が示しているものへ注意が向きます。
「こちら」は話し手の近くにあるものを指す言葉です。
どれくらいの距離にあるものを指すのか定義はありませんが、手の届く範囲にあるものを指す場合が多いです。
そのため、話し手から離れた場所にある資料を指して「こちら」とはいいません。
聞き手が持っている資料を指すなら「お手元にある資料」といいます。
「について」の後には言葉を続けます。
資料に関して何を言いたいのかによって、この後に続く言葉は変わります。
会議以外の場面でも、話し手の近くにある資料を指す場合に用いることができます。
「こちらの資料について」を使った例文
・『こちらの資料についてご説明いたします』
・『こちらの資料についてお聞きしたいことがございます』
「こちらの資料について」の返答や返信例
この後にどのような言葉が続くかによって、返答する場合としない場合があります。
また、返答する内容は「について」の後に続く言葉によって変わります。
たとえば、会議の場で資料の説明をするのなら、相手の話を最後まで聞きます。
資料についての説明を求められているなら説明をしましょう。
書いてある事柄でわからないところがあるはずで、資料に書いてある事柄をそのまま述べても理解してもらえないでしょう。
相手の理解力にあわせて説明をします。
まとめ
この言葉は、話し手の近くにある資料を指して用います。
資料の説明を話し手がするときや、資料の説明を相手に求めるときなどに用いることができます。
「について」の後に続く言葉を変えれば、使用できる場面が変わります。
