この記事では「お知らせ致します」について解説をします。
「お知らせ致します」とは?意味
ある事柄を伝えます、という意味です。
「お知らせ」は「知らせる」の連用形の「知らせ」に「お」をつけて、相手を敬う言い方にしたものです。
「お」を動詞の連用形につけて、その下に「いたします」を続けた形で、謙譲の意を表します。
この場合は、知らせを受ける人に敬意を表しています。
「致します」は「いたします」と読みます。
「いたし」は「する」の謙譲語です。
「お知らせ致します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを伝えるときに用います。
たとえば、長年愛されている商品のパッケージのデザインを変更しようと考えているとします。
しかし、この商品のファンはパッケージを変えないで欲しいと思っています。
消費者の声を聞いた販売側は、パッケージのデザインを変えないことに決定しました。
この事実を消費者に伝えることにしました。
そのときに「パッケージデザインは変更しないことが決定しましたので、お知らせ致します」のような使い方をします。
何かを伝えたいときなら、さまざまな場面で用いることができます。
詳細が決まった、就任が決まった、開催日が決まったなど、何かを知らせるときに用います。
何を知らせるかはこの言葉の前に述べます。
先の例の場合だと、「パッケージデザインを変更しないことが決定しました」と、知らせたい事柄を述べています。
ある事柄が決定したときだけでなく、「後で伝える」という意味でも用いることが可能です。
「致します」はひらがなにしてもよいです。
漢字だと改まった雰囲気になり、ひらがなだと柔らかな印象になります。
「お知らせ致します」を使った例文
・『詳細が決定いたしましたら、お知らせ致します』
「お知らせ致します」の返答や返信例
何かを知らせているので、その事柄を確認してください。
「自分には関係ない事柄かも」と思っても、もしかしたら重要な事柄を伝えている可能性があるので、確認をしておきましょう。
他の人も知っていた方がよい事柄なら、その事柄を知らない人に伝えた方がよいかもしれません。
何が知らせれているかによって、他の人に知らせた方がよい場合と、知らせなくてよい場合があります。
たとえば、イベントの中止の知らせなら、イベントに一緒に行く人に自分が知っている事柄を伝えておいた方がよいでしょう。
まとめ
この言葉は、何かを伝えるときに用います。
詳細が決まった、変更が決まったなど、さまざまな場面で用いることができます。
「致します」は漢字にすることも、ひらがなにすることもできるので、どういった場で伝えるかにあわせてください。