「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」について解説をします。

「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」とは?意味

非常に不都合なことを与えてすまない、という意味です。

「大変」は程度のはなはだしいさまを表す語です。

「ご不便」「不便」「ご」をつけて、その行為を受ける人を敬う言い方にしています。

他人に対する行為を表す語に「ご」をつけると、その行為を受ける人を敬う言い方になります。

「不便」は都合が悪いことという意味です。

「おかけ」「かける」を敬意を表す形にしたものです。

「かける」を連用形にすると「かけ」です。

「お」を動詞の連用形につけて、その後に「する」を続けた形で、謙譲の意を表します。

「申し訳ございません」は、すまないという気持ちを表す言葉です。

「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手に不便なことを与えてしまうときに用います。

たとえばある企業では、ゴールデンウイーク中は休業で、すべてのサービスを停止することになっているとします。

ゴールデンウイーク中にサービスを利用したいという人もいることでしょう。

しかし、すべてのサービスは停止してしまうので、その期間は使いたくても使うことはできません。

今すぐにサービスを使いたいのに使えず、サービス停止期間が終わるまで待っていなければならず、不便に感じます。

利用したい人に不便な思いをさせるのです。

それに対して謝罪をするときに、このような言葉を使用します。

不便なことを与えられる相手は不快な思いをするはずです。

そういった気持ちを考えてこのような謝罪をします。


「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」を使った例文

・『期間中はサービスを利用することはできません。大変ご不便をおかけして申し訳ございません』

「大変ご不便をおかけして申し訳ございません」の返答や返信例

お知らせの形で多くの人に向かって伝えていることがあります。

その場合は、そういったことがあると理解しておきましょう。

個人的に伝えられているときには、許せるようならば相手の謝罪を受け入れます。

エレベーターを使えないので階段を使わなければならない、ある道を通れないので遠回りしなければならないといったことなら、許せるのではないでしょうか。

「気にしないでください」「大丈夫です」などの返答をすれば、相手の気持ちが軽くなるはずです。

まとめ

この言葉は、不都合なことを聞き手に与えてしまうときに用います。

他の人に不快な思いをさせてしまいそうなときには、謝罪をするのが望ましいです。

一言あるだけで不快感が和らぐことが期待できます。