「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」について解説をいたします。
「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」とは?意味
「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」は、ビジネスにおいては相手を持ち上げて相手の活躍と健康をお祈りするという意味になりますが、実はこの言葉、結構失礼な言葉です。
というのも、まず、ご健勝という部分が相手の健康について気遣い応援をするという意味なので、まず健康面について心配したうえで、ご活躍という部分が健康面が悪いと見て取れるが故心配していますという意味になるので、この言葉は相手側は不健康で活躍できそうにないのでお祈りするという意味になりとても失礼です。
お祈りという部分が特に神頼みだという意味になるので失礼に当たりますのでこの言葉は相手を馬鹿にしているととらえられても文句は言えません。
「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」の言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」は、相手側に対して皮肉のような意味で使用する場合使用し、健康面が悪いが故、活躍できないであろうからお祈りをしておきますというような感じで使用します。
なので、ビジネスで使用した場合、相手が激怒することについては申し開きする部分もないです。
「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」を使った例文
・『ご健勝とご活躍をお祈り申し上げますと部下が相手企業の社員に言い放った』
この例は、望ましい言葉ではなく、むしろ相手の社員の方とその従業員周辺の人物に対して悪い意味で解釈された言葉でしょう。
ご活躍をお祈り申し上げますも、運で活躍している社員だと述べており、ご健勝をお祈りといっても健康面が不安なのでお祈りするという解釈になるので、ご健勝か、ご活躍のどちらかを選んで、ご健勝を拝見すると呼び変えたほうが望ましいです。
「ご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」の返答や返信例
この言葉の返答は、激怒してお祈りしていますとは何ですかと述べてもよいのですが、あえて大人な対応をするのであれば、ありがとう、これだけで十分です。
まとめ
この言葉はご健勝とご活躍という両方を欲張っていて、かつお祈り申し上げるという部分が神頼みに聞こえるため、個人に向けて言い放っても恐らくけんかになる言葉で、お祈りしていますという部分が相手側の受け取り方では、運でのし上がってきたという意味になり、活躍も運によって活躍できたという解釈になり失礼です。
しかも、ご健勝は健康面のことなので健康面をお祈りするというのも失礼です。
なので、言い直すとしますと、ご健勝かご活躍のどちらか一方を選んで、拝見するというとよいでしょう。
「ご健勝を拝見します」であれば、健康面を見ていますよという意味になり、「ご活躍を拝見します」の場合は、活躍を見ていますという意味になり、相手側は自分の実力を見ているという解釈になるのでこちらのほうが悪い気分ではないでしょう。
お祈り申し上げるというのは、お祈りという部分が神頼みだということと、申し上げるというのもわざわざ神頼みだということを言ってやっているというマイナスにとれる要素がありますので望ましい表現だと言えません。