「仲夏の候」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「仲夏の候」とは？
これは、6月上旬から7月上旬ごろまでに使用できる時候の挨拶です。
「仲夏」は「夏の中頃」を意味します。
しかしこれは、実際の夏の中頃よりは、少し早い時期である6月上旬から7月上旬を示す季語になっているのです。
このように季語と「〜の候」を組み合わせると「時候の挨拶」と呼ばれるものになります。
これは、手紙やメールの冒頭で使用されるものであり、一般的な挨拶文と組み合わせて使用されます。
このような表現を用いることで、挨拶文の中に、季節の要素を盛り込む事ができるのです。
これらのことから、「仲夏の候」が、6月上旬から7月上旬ごろまでに使用できる時候の挨拶であると分かるのです。
「仲夏の候」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
この言葉をビジネスで用いる際には、どのような活用方法になるでしょう。
たとえば、取引先に挨拶状を書くことにしたとします。
そしてその文書は、少し改まった形式で記載する事にしたのです。
このような状況で、「仲夏の候、貴社においては益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます」と書くとよいでしょう。
これによって、季節感のある挨拶文で、挨拶状を書き始める事ができるのです。
この言葉を使うときは、「仲夏の候」の表現方法に注意するべきです。
これは「仲夏の砌」と言い換えて使用できます。
また、「仲夏の候ですが」とすれば丁寧語の表現にできるのです。
さらに「仲夏の候ではございますが」は、より丁寧な印象の表現になります。
このように、同じ意味でも、色々な形にアレンジして使用できると分かります。
実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「仲夏の候」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、通常の挨拶文を組み合わせると、自然な使い方ができるのです。
・『仲夏の候、いかがお過ごしでしょうか』
・『仲夏の候、お変わりはございませんか』
・『仲夏の候、益々のご盛栄のことと存じます』
「仲夏の候」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「仲夏の候」の類似表現
これの類似表現として、「仲夏の砌」が挙げられます。
「仲夏の候」と「仲夏の砌」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「仲夏の候」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「仲夏の候ではございますが」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、6月上旬から7月上旬ごろまでに使用できる時候の挨拶として、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
