「衷心より感謝致しております」という言葉は、ビジネスマナーとして使用される言葉の1つです。
社会人として覚えておくと便利なので、意味や使い方などぜひ参考にしてみてください。
「衷心より感謝致しております」とは？意味
「衷心より感謝致しております」の「衷心より」とは「まごころ」「本当の気持ち」「心の底から」「本心から」といった意味合いがあります。
そのため、「感謝致しております」という言葉と合わせることで、「心の底から感謝しています」という意味として使用することができます。
お祝いやお礼、お詫びなどに用いられる言葉ではありますが、ビジネスでは主にお礼という意味の言葉で使われます。
「衷心より感謝致しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「衷心より感謝致しております」という言葉は、ビジネスで言えばお世話になった上司や先輩、同僚、その他にも社外の取引先の人や協力会社の人など、お世話になったときや迷惑かけたときのお礼やお詫びに使われます。
特に使用されるのは冠婚葬祭やお祝いの席など、特別な場で使用されれることが多く、基本的には会話ではなく文章に用いられることがほとんどです。
本当に心から感謝しているときにのみ使用する言葉なので、どんなことへの感謝なのか、本当に相手に感謝する気持ちがあるのかなど、気持ちが曖昧な場合は相手に不快感を与えないように「衷心より」という言葉は使わないように注意しましょう。
特別な場で使用される言葉なので、充分にビジネスマナーを守って使えるように、本当に適切な場面かどうかをしっかりと判断することが大切です。
「衷心より感謝致しております」を使った例文
・『御社からの日頃からのご支援、衷心より感謝致しております』
・『この度は弊社主催のイベントにご賛同いただき、衷心より感謝致しております』
・『今月末を持ちまして、ご定年を迎えるにあたり、◯◯様には衷心より感謝致しております』
「衷心より感謝致しております」の言い換え表現
「衷心より感謝致しております」の言い換え表現には「心より感謝申し上げます」「心の底から感謝しております」「真心を込めてお礼申し上げます」などさまざまな言い回しがあります。
「衷心より」という言葉や「感謝致して」の部分を他の言い換え表現に置き換えるだけで、言い回しも変わってくるので、使用する場面や相手によって上手く使い分けるようにしましょう。
まとめ
ここでは「衷心より感謝致しております」という言葉の意味や使い方を例文を用いて簡単に説明してきました。
観光葬祭という特別な場で用いられる言葉なので、充分に考慮して使うことが大切です。
紹介した意味や使い方などを参考に文章校正などに役立ててみてください。
