この記事では「お目にかかりお礼申し上げるべきところではございますが」について解説をします。
「お目にかかりお礼申し上げるべきところではございますが」とは?意味
会ってお礼をいうところだけれど、という意味です。
「お目にかかり」は「お目にかかる」のことで、「会う」の謙譲語です。
自分の側を低めて表現しています。
「申し上げる」は「言う」の謙譲語です。
また、「お」のついた自分の側の行為を表す語について、その行為の対象者を敬います。
「べき」は当然の意を表す語です。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語です。
「お目にかかりお礼申し上げるべきところではございますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、本来ならば会ってお礼を伝えるところだけれど、それができないときに用います。
手紙、電話、メールでもお礼を伝えることはできますが、直接顔をあわせてお礼を伝えた方が丁寧で、感謝の気持ちが伝わります。
しかし、相手と時間の都合をあわせることが難しい、遠方のため会うことが難しいなど、さまざまな理由があり、会ってお礼を伝えられないことがあります。
そういたっときは、手紙や電話などになってしまっても仕方がないでしょう。
その場合、失礼のないようにこのような言葉を用います。
この言葉自体はお礼の言葉ではないので、「感謝申し上げます」「ありがとうございます」など、お礼の言葉を伝えるようにしましょう。
品物をもらったことへのお礼であれば、そのものの感想も伝えるとよいです。
食べものであれば味についてなど何かしら感想を述べると、感謝の気持ちがより伝わります。
感想を聞ければ、相手はうれしいことでしょう。
「お目にかかりお礼申し上げるべきところではございますが」を使った例文
・『お目にかかりお礼申し上げるべきところではございますが、手紙にてお礼申し上げます』
「お目にかかりお礼申し上げるべきところではございますが」の返答や返信例
手紙やメールでお礼を受け取っている場合は、返答しないことがあります。
何か言葉を返す場合、相手がお礼以外に何を伝えてきているかによって、返答の内容が変わります。
贈ったものの感想を述べており、よろこんでいるようならば、「よろこんでもらえてうれしい」という気持ちを表してみるとよいでしょう。
お見舞いをしたことへのお礼であれば、相手の体調を気遣う言葉をかけます。
まとめ
この言葉は、本当ならば会ってお礼を伝えるべきだけれど、それができないときに用います。
会えなくても、お礼を伝えないよりはお礼の手紙を出したり、電話をかけたりする方がよいです。
相手からの好意を受けたときには、感謝の気持ちを伝えてみましょう。