「どちらへ参られますか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「どちらへ参られますか」とは? ビジネス用語【一語】

「どちらへ参られますか」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「どちらへ参られますか」とは?

はじめに「どちらへ参られますか」の意味を解説していきます。

これは典型的な誤用であり、相手に対して失礼な表現になります。

まず「参る」「行く」の謙譲表現です。

そのため「行く」をへりくだった表現にしたものです。

そして、この表現の中で「行く」のは相手です。

相手に対してへりくだった表現を使うのは失礼です。

このようなロジックで、「どちらへ参られますか」は誤用とされているのです。

この表現を正しく言いなおす場合は「どちらへ行かれますか」が正解です。

間違って使用すると恥ずかしい思いをするので、十分に注意するとよいでしょう。

「どちらへ参られますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「どちらへ参られますか」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが駅員だったとします。

ホームで顧客がウロウロしている様子を見かけました。

このような場面で「どちらへ参られますか」と相手に尋ねるのは失礼です。

このような場合は、「どれに行かれますか」と尋ねるのが正しい表現なのです。

この言葉を使う場合の注意点は、誰に対する表現かを意識することです。

謙譲表現の使い方に関する誤用は、へりくだる単語だという認識が希薄なこと、敬意の対象がどこにあるかが不明確なことで起こります。

これらに注意することで、誤用を防げるのです。


「どちらへ参られますか」を使った例文

ここでは「どちらへ参られますか」を使った例文を挙げていきます。

例文で上げてい這いますが、「どちらへ参られますか」「どちらへ行かれますか」に言い換えるのが正しい表現といえるでしょう。

・『どちらへ参られますか』
・『今から、どちらへ参られますか』
・『これが終わったら、どちらへ参られますか』

「どちらへ参られますか」の類語や敬語での言いかえ

それでは「どちらへ参られますか」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「どちらへ参られますか」の類似表現

まず「どちらへ参られますか」の類似表現について解説します。

「どちらへ参られますか」「どちらへ行かれますか」との言い換えが可能です。

こちらのほうが、より正しい表現と言えます。

「どちらへ参られますか」の敬語表現

つぎに「どちらへ参られますか」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

例えば「どちらへ行かれるのでしょうか」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「どちらへ参られますか」という表現は、丁寧にしようとして謙譲語を誤用してしまう例です。

よくある間違いのため、単語の意味と使う相手に注意して、上手に使いこなすことをおすすめします。