ビジネス用語「しばらくお待ちください」とはどのような言葉なのでしょうか。
今回は、「しばらくお待ちください」の使い方と類語について紹介します。
「しばらくお待ちください」とは?
「しばらくお待ちください」とは、「ちょっとの時間待っていてください」という意味で使われるビジネス用語です。
「しばらくお待ちください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
作業するための時間やコンピュータの処理にかかる時間など「結果が出るまでいくらか時間がかかるのでその間待っていてください」と相手に伝えるときに使われる表現が「しばらくお待ちください」です。
「しばらくお待ちください」はビジネス用語として定型文になっており、相手に少しの時間待ってもらいたいときに便利な表現です。
「しばらくお待ちください」の「しばらく」は「少しの時間」を表しますがどの程度の時間を指すのかは場合によって異なります。
銀行のATMや提出した書類の受付確認などその場で作業する場合は数分から長くても30分程度までを指しますが、書類を送付しての手続きなどの場合は数日から数週間を指すこともあります。
「お待ちください」は「待つ」の尊敬語表現です。
行為の主体は相手なので自分よりも上の立場にある相手に対して待つことを求める事を表しています。
「しばらくお待ちください」という言葉は「自分よりも立場が上の相手に対して少しの時間待ってもらう」お願いの意味で使われる表現です。
文法的には指示の意味も含みますが一般的にこの表現が用いられるのはどうしても時間を取る必要があり相手に対してやむを得ず待ってもらう時なのでお願いと支持療法の意味を含みながらもお願いするニュアンスが強めです。
「しばらくお待ちください」を使った例文
・『書類を提出した方は待合室でしばらくお待ちください』
・『試験結果の発表までしばらくお待ちください』
・『白線の内側まで下がってしばらくお待ちください』
「しばらくお待ちください」の類語や敬語での言いかえ
「しばらくお待ちください」は定型文としてさまざまな場面で使われています。
時と場合に合わせて上手に言い換えるとビジネスマナーとしてよりふさわしい表現になります。
「しばらくお待ちください」の類似表現
・そのままでお待ちください
「何もせずそのままで待っていてほしい」という意味の言葉です。
結果が出るまでの間他の場所に行ったり別の作業をしたりしてほしくないときに使います。
待ち時間について言及していませんが一般的には「しばらく」と同程度の短い時間です。
「しばらくお待ちください」の敬語表現
・今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます
意味は同じですが込められている敬意は最上級に近い表現です。
「しばらくお待ちください」の英語表現
「Please wait」はコンピュータのデータ読み込み待ちなどでも使われる一般的な英語表現です。
より強く相手を制止したいときは「just a moment, please」を使います。
まとめ
「しばらくお待ちください」は待ってもらいたいときによく使われる表現です。
いろいろな場面で使われているので正しい使い方を知っておきましょう。