「貴社の規定に従います」という言葉は、社会人であれば耳にしたことのある言葉ではないでしょうか?
正しい意味や使い方を覚えておくことでとても役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。
「貴社の規定に従います」とは?意味
「貴社の規定に従います」の「貴社」とは自分が取引を行う相手の会社のことを言い、漢字の意味で考えると「貴」は「あなた」で「社」は「会社」となり「あなたの会社」つまり相手の会社を指します。
「規定」とは「ルール」や「決まり」といった意味があり、「従います」とは「その通りにします」という意味合いがあります。
すべての言葉を組み合わせることで、「あなたの会社のルールの通りにします」という意味になります。
「貴社の規定に従います」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「貴社の規定に従います」という言葉はビジネスシーンで言えば、就職のための履歴書や社内アンケートなど、特別自分が望む意見がない場合に「貴社の規定に従います」と記入することがあります。
これは「特になし」と記入するよりもビジネスマナーを理解した対応だと言えます。
その他には、取引をする際に手続きやプロジェクトの進め方などを相手の会社のやり方に合わせる場合に使用します。
もちろん、この言葉を使用するということは相手がそれだけ信頼できる会社だということが前提になります。
関係の浅い会社との取引で相手の会社の規定に合わせるとなると、問題があった際に何も講義できないので、慎重に考えて規定を確認した上で判断するように注意しましょう。
「貴社の規定に従います」を使った例文
・『この度はご契約いただきありがとうございます。お手続きに関しましては、貴社の規定に従います』
・『弊社はある程度の調整は可能ですので、貴社の規定に従います』
・『今回はこちらで会議を行うため、私どもの行動につきましては貴社の規定に従います』
「貴社の規定に従います」の言い換え表現
「貴社の規定に従います」という言葉の言い換え表現は「貴社のルールに準じます」「御社の規定に従います」「御社の決まりに合わせます」などがあります。
「貴社」は同じ意味合いの言葉として「御社」という言葉を用いることができ、「規定」についても他の同じ意味合いの言葉に言い換えることが可能です。
どれも丁寧語を用いている言葉なので、シチュエーションや相手によって自分が適切だと思う言葉を使用しましょう。
まとめ
ここでは「貴社の規定に従います」という言葉について、意味や使い方、言い換え表現などを簡単に説明してきました。
この言葉を用いるためには、自分が被るであろうリスクや相手への信頼をしっかりと重視して発言する必要があります。
しっかりと状況や相手を考慮して、会話や文章に取り入れるようにしましょう。