この記事では「またのご来店を心からお待ち申しあげております」について解説をします。
「またのご来店を心からお待ち申しあげております」とは?意味
また店に来てくれることを待っています、という意味です。
「また」は以前にあった事柄がふたたび繰り返されるさまを表す語です。
「ご来店」は「来店」を敬意を示す表現にしています。
「来店」は人が店に来ることです。
「店」という漢字を使っているように、人が来るところは店で、会社ではありません。
「心から」は、本当の気持ちで発言をしたり、行動したりするさまを表します。
「お待ち」は「待つ」に「お」をつけて、相手を敬う表現にしたものです。
「申しあげ」は「申しあげる」のことで、自分の行為を表す語について、その行為の対象となる人を敬います。
「ます」は敬意を表す語です。
「またのご来店を心からお待ち申しあげております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、一度来店をしてくれたことがある人に対して用います。
お客さまが店から出るときに用いることが多いです。
たとえば、ある雑貨店に客が来て買い物をしたとします。
客はレジで支払いを済ませ、今は商品を受け取って店から出ようとしているところです。
このときに店員から客に対してのこの言葉が伝えられます。
品物を渡しながらではなく、品物を受け取ってから、店から出ようとしているときに伝えるのが望ましいです。
レジに客が来たときに、まだ支払いを済ませていない段階では伝えてはいけません。
しかし、買い物をせずに店から出る客にこの言葉を伝えることはあります。
また、大型ショッピングセンターなどで閉店の際に、アナウンスでこの言葉が流されることもあります。
「お待ち申しあげております」の部分は、「お待ちしております」とすることもできます。
これでも失礼にはなりません。
「またのご来店を心からお待ち申しあげております」を使った例文
・『本日はお越しくださり、ありがとうございました。またのご来店を心からお待ち申しあげております』
「またのご来店を心からお待ち申しあげております」の返答や返信例
客の立場の場合、返答しないことがあります。
店員は返答を期待していないことが多いので、何も言葉を返さなくても問題ありません。
この店を気に入ったならば、よい点を伝えてもよいでしょう。
好ましい感想を伝えれば、店の者は喜ぶはずです。
そういった客のことは、覚えていることがあります。
批判をするような発言は控えましょう。
気に入らない店ならば、来なければよいのです。
まとめ
この言葉は、店の者から客に対して伝えるものです。
店から出るときに伝えるもので、タイミングに気をつけましょう。