「甲斐甲斐しく」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「甲斐甲斐しく」とは?
「甲斐甲斐しく」は、骨身を惜しまずに打ち込むような様子を言い表した言葉です。
「甲斐甲斐しい」や「かいがいし」と読みます。
これは、「手際がよい様子」や「骨身を惜しまず打ち込む様子」を言い表した言葉です。
これは、「甲斐甲斐しい」という言葉が変形したものです。
このように語尾を言い換えると、「甲斐甲斐しく働く」や「甲斐甲斐しく動きまわる」のように、動詞と組み合わせやすい形になるのです。
なお、名詞と組み合わせる際には、「甲斐甲斐しい人物」のように語尾を「しい」にします。
これらのことから、「甲斐甲斐しく」が、骨身を惜しまずに打ち込むような様子を言い表した言葉であると分かるのです。
「甲斐甲斐しく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「甲斐甲斐しく」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、ある人物を採用したとします。
するとその人物は、労を惜しまずに働いていたのでした。
このような場合には、「とても甲斐甲斐しく働いております」と述べるとよいでしょう。
これにより、骨身を惜しまないで働くような様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「甲斐甲斐しく」の使い方に注意しましょう。
これは、「手際よく」や「骨身を惜しまず」などの類似表現で置き換える事も可能です。
同じような意味であっても、選択する言葉次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「甲斐甲斐しく」を使った例文
「甲斐甲斐しく」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『甲斐甲斐しく働いております』
・『甲斐甲斐しく動き回っています』
・『甲斐甲斐しく取り組んでいるようです』
「甲斐甲斐しく」の類語と敬語での言いかえ
「甲斐甲斐しく」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「甲斐甲斐しく」の類似表現
「甲斐甲斐しく」の類似表現には、「骨身を惜しまず」があります。
「甲斐甲斐しく」と「骨身を惜しまず」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「甲斐甲斐しく」の敬語表現
「甲斐甲斐しく」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は、他の言葉を組み合わせて表現するのです。
たとえば、「甲斐甲斐しく働きます」とすれば、丁寧語を用いた敬語表現の形にできるのです。
まとめ
このように「甲斐甲斐しく」は、骨身を惜しまずに打ち込むような様子を言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。