「甘んじず」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。
「甘んじず」とは?
「甘んじず」とは、「甘んじるの否定形」で「そこで仕方ないものとして受け入れることなく・満足しきることなく」を意味しているビジネス用語です。
「甘んじず」という言い回しは、「現在の状態や業績などに満足しきることがないさま、さらに上を目指していくさま」といった意味のニュアンスを持っています。
「甘んじず」の言葉は、「妥協・我慢をしてこのくらいでいいだろうとは思わないさま」や「満足しきってそれ以上は頑張らなくてもいい(今以上に上を目指さなくてもいい)とは思わないこと」を示唆しているのです。
「甘んじず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「甘んじず」のビジネスメール・会話での使い方は、「現在の状態や結果に満足することなく」の意味合いで使うという使い方になります。
「甘んじず」の言い回しは、会話の話し言葉でもビジネスメールの書き言葉でも使われています。
「甘んじず」の表現は、「現在の成績・状態も悪くはないけれど、ここで満足(妥協)することなくもっと良い成績を目指す」といったニュアンスで使われるのです。
使うときの注意点は、「現在のビジネスの状態や売上げ・利益などに十分満足しきっているとき」には使えないということです。
「現状を完全には受け入れず、向上心を持ってもっと頑張りたい場合」に使う言葉なのです。
「甘んじず」を使った例文
・『今期の業績アップに甘んじず、来期はさらに売上げも利益も倍増を目指すくらいの気持ちで臨む所存です』
・『お客様からの高い評価はありがたいのですが、それに甘んじず顧客満足度の向上に努めて参ります』
・『狭い地域でナンバーワンのお店であるという現状に甘んじず、さらに全国区でも人気が出るように頑張ります』
甘んじずの類語や言い替え
・『甘んじることなく』【あまんじることなく】
・『満足することなく』【まんぞくすることなく】
・『妥協することなく』【だきょうすることなく】
「甘んじず」は「甘んじることなく」の言い回しに言い替えても、全く同じ意味になります。
「甘んじず」の表現には、「現在のステータスや結果に完全に満足することなく」の意味合いがあります。
そのため、「甘んじず」は「満足することなく」という類語に言い替えることができるのです。
また「甘んじず」には、「このくらい良い結果が出ていればもういいだろうといった妥協をすることがない」の意味もあります。
その意味から、「妥協することなく」も類語になります。
まとめ
「甘んじず」というビジネス用語を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「甘んじず」という言葉は、「甘んじるの否定形」になります。
「甘んじず」には、「そのレベルで満足してもいいけれど、満足することなくさらに良い結果・状態を目指して努力すべき」といった意味のニュアンスがあります。
「甘んじず」の意味・使い方・例文・類語を調べたいときは、この記事の解説内容を参考にしてみてください。