「早速のご返信」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。
「早速のご返信」とは?
「早速のご返信(さっそくのごへんしん)」とは、「ビジネスメールのやり取りをしている相手からの返信速度が非常に速いこと」を意味しています。
「早速のご返信」の言い回しにおける「早速」には、「時間をあけることなくすぐに・ただちに・速やかに」や「物事に対応(返答・反応)するスピードが速いこと」といった意味合いがあります。
「早速のご返信」では、「早速の」は「ご返信」という名詞を修飾する副詞的な用法になっています。
「早速のご返信」の「ご返信」は、「返信」に尊敬の意味を示す「ご(御)」の接頭辞をつけた尊敬語です。
「返信」には、「電子メールや手紙で返事を送ること」や「返事として送られた電子メール・手紙」の意味があります。
「早速のご返信」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「早速のご返信」のビジネスメール・会話での使い方は、「ビジネスメールのやり取りをしている取引先(担当者)や顧客の返信速度がとても速い場合」に使うという使い方になります。
「メールや手紙の返信が速いと感じる時間感覚」には主観的な個人差があるため、「どのくらいの時間で返信が来た場合に使えるのか」の厳密な決まりはありません。
ビジネスメールの慣習・マナーとして、「許容範囲内の時間(日にち)で返信が来た場合」に使うことが多くなっています。
使うときの注意点は、「目上の相手に対して使いたいのであれば、早速よりも迅速を使ったほうがより尊敬語のニュアンスが強まる」ということがあります。
また「早速のご返信」を「早速の返信」と言い替えると、「返信」が尊敬語ではなくなってしまうので、「目上の相手に対するメールの文言」としては不適切ということになってしまいます。
「早速のご返信」を使った例文
・『お忙しい中、早速のご返信ありがとうございます』
・『早速のご返信をいただき、誠にありがとうございます』
・『ご多忙の折、早速のご返信をくださり感謝いたしております』
「早速のご返信」の類語や言い替え
・『迅速なご返信』
・『早急なご返信』
・『早々のご返信』
・『早速のご対応』
「早速のご返信」は、「ビジネスメールをやり取りしている相手が返信してくれるスピードが非常に速いこと」を意味しています。
その意味から、「早速」は「早急(そうきゅう・さっきゅう)」や「迅速(じんそく)」、「早々(そうそう)」の類語に言い替えることができます。
目上の相手とのビジネスメールで使うのにもっとも適している言葉は、「迅速」とされますが「早速」を使用しても失礼には当たりません。
「早速のご返信」の「ご返信」という名詞は、「ご対応」の類語に言い替えてもほとんど同じ意味合いを示すことができます。
まとめ
「早速のご返信」というビジネス用語を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「早速のご返信」の意味・使い方・例文・類語を調べたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。
