「問題ないかと思いますが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「問題ないかと思いますが」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「問題ないかと思いますが」について解説をします。

「問題ないかと思いますが」とは?意味

それでよいと思うけれど、支障はないと思うけれど、といった意味です。

「問題」には、困った事態、厄介な事柄という意味があります。

「ない」は打消しの意です。

「問題ない」という場合は、困ったことは起こっていない、それでよい、支障はないなどの意味になります。

「思います」は、そう考えているという意味です。

何かを考えているのは話し手です。

「ます」は敬意を表します。

「が」は、前に述べた事柄と後に述べる事柄が反対の意であるときに用います。

「問題ないかと思いますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、相手が示した事柄をよいと思うときに使用をします。

「が」で言葉を切ることもできますが、他に何か言いたいことがあるのでは、と思わせてしまいます。

中途半端な印象になるのです。

他に何か言いたいことがあるのなら、この後に言葉を続けます。

他に言いたいことが何もないなら、「思います」で言葉を切ります。

たとえば、商品のデザインへの意見を求められたとします。

尋ねられた人は、相手が考えたデザインでよいと思っています。

しかし、なんとなく色が暗い印象があるので、もう少し明るい色にした方がよいように思えます。

こういったときにこの言葉を使用します。

「が」で言葉を切って、言いたいことを言わずにおく場合もあれば、後に言葉を続けて言いたいことを伝える場合もあります。

先の例でいうと、色を明るくしたいということを言わずに「が」で言葉を切ってしまうこともできれば、自分の意見を「が」の後に述べることもできるのです。


「問題ないかと思いますが」を使った例文

・『問題ないかと思いますが、もう少しここを変えた方がさらによくなると思います』

「問題ないかと思いますが」の返答や返信例

この後に言葉が続かない場合は、こちらが示した事柄をよいと思っているということです。

デザインについて尋ねたなら、そのデザインに支障はないようなので、採用する方向で考えてみるとよいでしょう。

計画であれば、その計画で大きな支障はないと考えられます。

この後に言葉が続くこともあります。

こちらが示した事柄への意見が続くはずなので、聞くようにしましょう。

他人の意見を聞くと視野が広がります。

悪い点を指摘してくれるはずで、その意見を参考にすればさらによくなることが期待できます。

まとめ

この言葉は、相手が示した事柄をよいと思っているときに使用をします。

「が」で言葉を切ると中途半端なので、後に言葉を続けるか、「思います」で言葉を切るかしましょう。