この記事では「右も左も分からない」について解説をします。
「右も左も分からない」とは?意味
その分野の知識がない、という意味です。
「右も左も」は、方向の右・左を意味しているのではありません。
多くの人の利き手の側という意味の方向ではないのです。
比喩的な表現といえるでしょう。
「分からない」は理解できない、知らないという意味です。
「分かる」を「ない」で打ち消しています。
「分かる」はひらがなで書くこともあります。
「右も左も分からない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄の初心者が使うことが多いです。
異動をした人のことで説明をします。
Aさんは会計の仕事をしていました。
それが、部署の異動があり、営業部に異動をすることになりました。
Aさんは営業の仕事をしたことがないので、何をしたらいいのかまったくわかりません。
営業に関する知識もまったく持っていません。
何をしたらよいのかわからない、知識がまったくない、この状態をこの言葉は意味します。
この状態であっても、その物事を続けていると次第にわかってくることがあります。
また、職場では教えてくれる人がいるはずです。
最初はわからなくても、次第にその分野での知識が身につくようになってくることでしょう。
この形の言い方は、自分と同等または下の立場の者に対して用います。
愚痴を聞いて欲しいときなど、このような言い方をすることがあります。
後に言葉を続けて、その言葉が丁寧ならば、目上の人に対して用いることもできます。
「右も左も分からない」を使った例文
・『右も左も分からないので、教えていただけないでしょうか』
「右も左も分からない」の返答や返信例
どのような場面で用いているのかによって、対応の仕方が変わります。
自分が上の立場だとします。
この言葉を使っている相手が困っているようならば、その分野に関する事柄を教えてあげるとよいでしょう。
自分が教えられないとしても、教えられる人をつけるなどして、理解できるように手助けをします。
相手の理解を促すことで、その人が困った状態から抜け出すことができます。
それだけでなく、仕事の効率がよくなることが期待できます。
同僚などに愚痴を言っている場面の場合は、話を聞いてあげるとよいでしょう。
気の利いたアドバイスをしなくても、ただ話を聞いてあげるだけで、相手は気持ちがすっきりするはずです。
まとめ
この言葉は、ある分野での知識がないという意味です。
はじめて行う事柄の場合、このような状態であることが珍しくありません。
最初は誰でもわからないことがあります。
わからないからと恥ずかしがる必要はなく、わかるように努力することが大切です。