この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「メールでのご挨拶となり」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「メールでのご挨拶となり」とは?意味
「メールでのご挨拶となり」とのフレーズは、言うまでもなく、「メールで挨拶をする」場合に、「本来は電話や直接会って挨拶すべきですが」と言った意味を込めて、その冒頭で使われるフレーズです。
「メールでのご挨拶となり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「メールでのご挨拶となり」は、先の記した通り、「本来は電話や直接会って挨拶すべきですが」と言った意味を込めて使われるため、一般的にこのフレーズの後には、「恐縮です」や「申し訳ありません」と言った謝罪する言葉が続けられます。
ビジネスシーンでは、電話や直接会って挨拶することが難しいケースが色々とあります。
例えば、定年退職する際には、特別な人に対しては直接挨拶したとしても、それまで仕事で世話になった多くの人に同様に行うことは難しいと言えます。
また、転勤や担当が変更になった際にも、取引先の方や社内の関係者の多くの方に電話や面会して挨拶することは難しいと言えます。
そんな場合には、メールで挨拶することになりますが、そんな場面で、「メールでのご挨拶となり恐縮です」や「メールでのご挨拶となり申し訳ありません」との表現で、このフレーズが使われるのです。
同様の表現を、社内の方に対しては「メールでのご挨拶失礼いたします」と少し簡潔にしたり、社外の方には「メールでのご挨拶となり誠に申し訳ございません」と敬意を高めた表現に言い換える等の使い分けが出来れば、より良いと言えるでしょう。
「メールでのご挨拶となり」を使った例文
・『メールでのご挨拶となり恐縮です。小生この度、無事定年退職を迎えることとなりました』
・『メールでのご挨拶となり申し訳ありません。この度、社命により〇〇営業所に転勤することになりました』
・『メールでのご挨拶となり、誠に申し訳ございません。この度、担当の変更により、御社の担当から外れることになりました』
「メールでのご挨拶となり」の返答や返信例
「メールでのご挨拶となり」のフレーズを使って定年退職や転勤や担当が変わることの挨拶を受けた場合、出来るだけ早期に返信すべきでしょう。
相手の方は、あなたにお世話になったことに対する謝意を書かれているでしょうが、メールをもらった側も当然相手の方にお世話になっているので、「こちらこそ、色々とお世話になり大変ありがとうございました。
今後のご健勝をお祈り申し上げます」と感謝の気持ちと共に、相手の方の今後の健康や活躍を期待する旨を伝えるメール文とするのが良いでしょう。
まとめ
「メールでのご挨拶となり」とのフレーズは、「メールで挨拶をする」場合に、「本来は電話や直接会って挨拶すべきですが」と言った意味を込めて使われるフレーズで、「メールでのご挨拶となり恐縮です」や「メールでのご挨拶となり申し訳ありません」との表現で使われます。