この記事では「お時間いただけますか」について解説をします。
「お時間いただけますか」とは?意味
時間をもらうことができるかという意味です。
相手の時間の都合を尋ねています。
「お時間」は、相手を敬って時間をいう語です。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「もらう」には、頼んで手に入れるという意味があります。
この場合は、相手の時間を手に入れることを頼んでいます。
「ます」は敬意を表す語で、「か」は尋ねるときに用いる語です。
「お時間いただけますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手の都合を尋ねるときに使用をします。
たとえば、電話で話をしたいときです。
電話はメールと違い、電話を受けたその時点でやり取りをします。
そのため、何かをしている最中に電話を受けると、行っている事柄を中断しなければならなくなります。
それによって、電話を受ける側に迷惑がかかることがあります。
また、手を離せないということもあります。
そのため、電話で話をするときには、まず時間があるかを尋ねます。
その尋ねる言葉として使用をします。
電話の場合は、この言葉を使っている時点での時間を指していますが、これから先のある時点の時間を指して使うこともあります。
たとえば、1週間後にある人と会いたいとします。
会うための時間を確保して欲しいです。
このときに、1週間後のある時点での時間をもらえるか尋ねる言葉として使用をします。
この前に「お忙しいところ恐縮ですが」「恐れ入りますが」など一言添えると、さらに丁寧な印象を与えます。
相手の都合に配慮した言い方になります。
「お時間いただけますか」を使った例文
・『お忙しいとは思いますが、お時間いただけますか』
「お時間いただけますか」の返答や返信例
時間の都合がよいか・悪いかを答えます。
電話の場合ならば、都合がよいならばこの後に会話をします。
都合が悪いときは、後でかけ直してもらうか、こちらからかけ直すようにします。
この先のある時点での時間をもらいたいという場合は、相手が示すそのときに時間を確保できるのか考えて返事をします。
他の人との約束が先に入っている場合は、そちらを優先します。
断る際には相手の気持ちを考えて、「申し訳ありません」など一言伝えるのが望ましいです。
こちらの都合がよい時間を伝えておけば、その時間に相手があわせてくれることもあります。
まとめ
この言葉は、相手の都合を尋ねるものです。
こちらの都合で一方的に何かをするのではなく、相手の都合も考えて物事をしましょう。
時間を尋ねることは、相手の都合に配慮しているといえます。
