この記事では「見ていただけると嬉しいです」について解説をします。
「見ていただけると嬉しいです」とは?意味
聞き手に何かを見てもらえると、話し手の側はうれしいという意味です。
「見」は「見る」のことで、連用形の形にしています。
視覚に入れる、見物するという意味です。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
動詞の連用形に「て」を添えた形について、話し手や動作の受け手にとって利益となるような行為を、他人から受ける意を表します。
「嬉しい」は、相手から受けた行為をありがたく思うことや、自分の望むとおりになって満足であることを表します。
「見ていただけると嬉しいです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あるものを聞き手に見て欲しいと伝えるときに用います。
「~いただけると嬉しいです」という形でお願いをしています。
この表現は、ある事をするように命令するものではありません。
こうなると嬉しいという話し手の気持ちを伝えることで、遠回しにお願いをしています。
ただし、「嬉しいです」という表現は幼稚な印象を与えることがあります。
「幸いです」「ありがたいです」など、何かをお願いする際の言い方は他にもあるので、状況や伝える人にあわせて言い方を変えてみてください。
「見て」の部分は、「ご覧」とするとさらに丁寧になります。
たとえば、話し手の側が作成した動画があるとします。
この動画を他社の人に見て欲しいです。
絶対に見なければならないものではありません。
見てもらえるとありがたいのですが、見なくても構いません。
このような場面で用いることができます。
「見ていただけると嬉しいです」を使った例文
・『こちらの映像を見ていただけると嬉しいです』
「見ていただけると嬉しいです」の返答や返信例
見ることができるなら、相手が示したものを見るとよいでしょう。
絶対にやらなければならないものではないので、見ても見なくても構いません。
見る場合であれば「拝見します」のような言葉を返します。
見たくない場合でも、「そんなものは興味がない」といった意味の言葉は伝えないようにします。
話し手の側は、それがよいものだと思って、見るようにすすめています。
興味がないと伝えると、相手を拒否しているように受け取られかねません。
しかし、見るつもりがないのに「見る」と伝えると、後で感想を聞かれる可能性があるので、注意が必要です。
まとめ
この言葉は、ある事を見て欲しいときに用います。
「そうしてくれると嬉しい」という話し手の気持ちを伝えることで、お願いをしています。
無理にやらせようとしているのではない、穏やかな伝え方です。