この記事では「お二人とも」について解説をします。
「お二人とも」とは?意味
二人を敬っていう言葉です。
「お二人」は二人を敬う形にしたものです。
「お」をつけることで、敬意を表す形になります。
「二」は漢数字で、この場合は「ふた」と読みます。
この場合の「人」は、話し手以外の人間を指しています。
「とも」は一緒である意を表します。
二人いるうちの一方だけを指しているのではなく、二人を同時に指しています。
「お二人とも」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、二人の人間を指すときに用います。
その人たちを敬う言い方をしています。
「お二人」と「お」をつけるとき、数を表す語は漢数字にします。
「お2人」とアラビア数字で表記はしません。
「二人とも」なので、二人がかかわる事柄の場合に用います。
どちらか一方を指したり、二人よりも多い人数である場合には、この言葉は用いません。
たとえば、ある夫婦の家を訪れて、そのときのことを他の人に伝えるとします。
夫婦のもとを訪れた人をAさんとします。
Aさんが夫婦の家を訪ねてみると、二人とも元気そうにしていました。
見た感じからも、話している感じからも、健康そうな様子が伝わってきます。
このときの様子を会社の先輩に伝えました。
その際にAさんがこの言葉を使用します。
先輩を敬った言葉遣いなのではなく、夫婦を敬った言い方です。
この場合は、「お二人とも」が指す人以外の人に対して、この言葉を使っています。
「お二人とも」が指す人に対して、この言葉を使うこともできます。
Aさんが夫婦のもとを訪れました。
夫も妻も元気そうだったので、「お二人ともお元気そうですね」と夫婦に向かって伝えました。
このような使い方もできる言葉です。
「お二人とも」を使った例文
・『お二人とも楽しそうでした』
・『お二人とも喜んでおられました』
「お二人とも」の返答や返信例
誰に伝えているのか、この後に何が述べられるのかによって、返す言葉が変わります。
「お二人」が指す人以外に伝えているとします。
この後に「元気そうだった」「楽しそうだった」など、好ましい状態を表す言葉が続くようならば、「よかったです」「安心しました」などの返答をするとよいでしょう。
「体調が悪そうでした」など心配な様子を伝えるものであれば、自分も心配している気持ちを伝えるなどします。
「お二人」が指す人にこの言葉を伝えているとします。
「元気そうですね」など前向きな言葉を伝えられたなら、「おかげさまで」など感謝の気持ちを込めた言葉を返すとよいでしょう。
まとめ
この言葉は二人の人間を指すときに用います。
その人たちに向かって述べることもあれば、他の人に対して述べることもあります。