ここでは「じゃないですか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「じゃないですか」とは?
「じゃないですか」は、そうではないですかという意味で使われる表現です。
「○○さんは明日は確か休みじゃないですか」のような使い方になり、その相手にそうだと伝えると共に、そうではないかと尋ねることにもなります。
その相手にそうだという同意を求めて用いることもあり、そうだと確信して伝えるための表現ではなく、そうではないかという疑問も込めて使うことになるため、曖昧な内容であってもそれほど問題になることはありません。
ビジネスシーンだけでなく、「あのお店は今日は15時で閉店じゃないですか」のように、プライベートなシーンでもよく活用されており、口語で軽く用いる表現になるため、文章の場合には話し言葉として仲のいい相手に使うことがあるという程度になります。
「じゃないですか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「じゃないですか」は、いかにもカジュアルな表現なのが見た目から分かります。
よって、あまりビジネスには向いておらず、そちらで使う場合には社内での会話程度に留めておく必要があります。
この表現を丁寧にすると「のではないでしょうか」となりますが、そちらであれば他社に対して使っても問題なく、ビジネスシーンで用いる時にはそちらの形が多いです。
その形にしても表現として丁寧になっているだけで、何かがそうだと伝えると同時に聞いていることにもなる使い方は変わらず、「さすがにそれではまずいのではないでしょうか」などという用い方が色々なシーンで聞かれます。
自分としてはそうだと思っているものの確信がない、そう同意してもらいたいといった時に向いている表現だと言っていいでしょう。
「じゃないですか」を使った例文
・『あの件は確か一旦保留になったはずじゃないですか』
・『彼は来週から出張の予定じゃないですか』
「じゃないですか」の類語や言い替え
・『ではなかったでしょうか』
表現の丁寧さから「じゃないですか」よりも、それを丁寧にした「のではないですか」の類語という扱いになりますが、こちらも同様に、そうだと確信がない場合に尋ねる意味も兼ねて使われる表現です。
この方が後者の尋ねる方の意味が少し強くなっており、内容にあまり自信がないという時にはこちらの方が向いています。
まとめ
「じゃないですか」は、そうですと伝えると共に聞くことにもなる表現です。
その通りだと同意を求めていることにもなり、そうとは思っているものの、それほど自信がないという時にうまく使うことができます。