「しておりません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「しておりません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「しておりません」について解説をします。

「しておりません」とは?意味

ある事柄や行為を行っていない、ある状態になっていないという意味です。

「して」「し」は、「する」を指します。

「する」には、動作や行為を行う、役割を努めるという意味や、ある状態や性質であることを示す意味があります。

状態や性質を示すという意味では、「うれしそうな顔をしている」のような使い方をします。

「ており」「ている」のことで、状態を表します。

「ません」は丁寧な打消しの表現です。

「しておりません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、動作や行為を行っていないことや、ある状態になっていないことを伝える際に用います。

この前に何を述べるかによって、意味が変わってきます。

たとえば、「メール便での発送はしておりません」という使い方をします。

ある通販会社に、発送方法についての問い合わせがありました。

この人はメール便で商品を送って欲しいそうです。

発送にかかる費用を抑えるために、このようにして欲しいようです。

しかし、この通販会社ではメール便での発送は行っていません。

そのことを伝える際に、このような言葉を使います。

否定的なことを述べる場合は、相手の気持ちに配慮が必要です。

「外出はしておりません」という使い方もあります。

AさんはBさんから、「今日は外に出たのか」と質問を受けました。

Aさんは、今日はずっと会社にいました。

そのことを伝える際にこのような言い方をします。

場面によっては「いたしておりません」という言い方をすることもあります。

「する」の尊敬語・謙譲語が「いたす」で、こちらの方が丁寧な印象になります。


「しておりません」を使った例文

・『現在、取り扱いはしておりません』
・『当日発送には対応しておりません』

「しておりません」の返答や返信例

この前に何が伝えられているのかによって、返答の内容が変わります。

発送方法についての問い合わせをした場合、「わかりました」の意を伝えます。

その方法には対応をしていないようなので、対応している方法での発送になります。

商品の取り扱いについて問い合わせをした場合も、「わかりました」の意を伝えます。

その商品は現在は扱っていないので、購入はあきらめることになるでしょう。

どうしても何かをして欲しいときには、お願いをしてみるとよいかもしれません。

しかし、無理に行わせると迷惑をかけることがあります。

相手の状況を考えて行動をしましょう。

まとめ

この言葉は、ある事柄を行っていないことや、ある状態になっていないことを伝えるものです。

この前に言葉をつけて用います。