この記事では、「拝見かたがたお伺いさせていただきます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「拝見かたがたお伺いさせていただきます」とは?意味
「拝見かたがたお伺いさせていただきます」は、相手の環境が新しくなった時に、様子を見に行きたいと伝える丁寧な表現です。
建物だけではくイベントなどを見物することも含みます。
「拝見」は「見ること」の謙譲語、「かたがた」は「~を兼ねて」「~のついでに」という意味です。
「お伺い」の「お」は謙譲語の接頭辞、「伺い」は動詞「聞く」「尋ねる」「問う」「訪れる」の謙譲語の連用形で、二重敬語ですが、文化庁より習慣化された表現として認められています。
非常に丁寧な表現ですが、相手をより敬う意味で、「挨拶すること」をメインにした方が良いでしょう。
この場合「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」とするとより相手を重んじる意味になります。
また、「させていただく」は過剰敬語ですので、「伺いたく存じます」を使うことでスッキリとした表現になります。
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、相手が新しく構えた店舗を訪問する場合です。
2つ目は、相手が主催する展示会などに参加する時です。
こちらから訪問するので、相手の都合を確認する文章とあわせて使いましょう。
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」の言葉の使い方や使われ方
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『近日中に新しい店舗をご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます』
・『展示会の開催期間中に、ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます』
・『御社併設の記念館をご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます』
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」の類語や言いかえ
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご挨拶かたがた拝見しに参ります」
「参ります」は「行きます」の謙譲語で、「訪問する」というよりはその場所へ行くことをメインにしていますが、ほぼ同じ意味です。
「ご挨拶を兼ねて拝見しに伺いたく存じます」
「かたがた」を使わないことで、より現代風にスッキリとした表現になります。
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」の英語表現
「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」の英語表現は以下の通りです。
“I would like to come and visit you”
「あなたのところへ伺いたいと思います」になります。
「ご挨拶」や「拝見」などの謙譲語は使わない方がスッキリします。
まとめ
今回は「ご挨拶かたがた拝見しに伺いたく存じます」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。