この記事では「ご本人でいらっしゃいますか」について解説をします。
「ご本人でいらっしゃいますか」とは?意味
その人自身ですか、という意味です。
「ご本人」は「本人」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「本人」には、そのことに直接かかわりのある人、当人という意味があります。
その人自身をいう語です。
「いらっしゃい」は「いらっしゃる」のことで、「ある」「いる」の尊敬語です。
「ます」は敬意を表します。
「か」は問いかけの意です。
「ご本人でいらっしゃいますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、本人であるかを確認するときに述べるものです。
「ご本人」は、「ご本人様」とすることもあります。
「様」は人の名前や団体名などについて、その人などに尊敬の意を表します。
「ご本人」でも失礼にはなりません。
「ご」をつけた言い方をすることで、相手に敬意を表しています。
この言葉だけでは、本人であるかを確認することはできません。
本人でない人でも、「はい、本人です」と口で伝えることはできるのです。
そのため、その人自身であるかを確認するためには、身分証明書をみる必要があります。
写真付きの身分証明書なら、その人自身であることを確認できます。
写真付きの身分証明書がない場合は、保険証、年金手帳、福祉手帳などを利用します。
本人でない人が本人を装い、詐欺など行うことがあるので、身分証明書を使って確認をすることが重要です。
ただし、「この人に話がしたくて電話をした」といった場合は、身分証明書での確認は行いません。
注文していた本が届いたから電話をした、といったときならば、間違って本人でない人に伝えてしまっても、事件に発展することはないでしょう。
「ご本人でいらっしゃいますか」を使った例文
・『ご本人でいらっしゃいますか。私〇〇と申します』
「ご本人でいらっしゃいますか」の返答や返信例
その人自身であるかを尋ねられているので答えます。
身分証明書の提示を求められたときには、本人であることを証明できるものを提示してください。
そういったものがないと、本人であると認めてもらえない可能性があります。
注文した商品の入荷のお知らせ、といったことであれば、「はい、そうです」といった返答で問題ありません。
この後に用件が伝えられるはずなので、話を聞きましょう。
本人でない人がかわりに用件を聞いた場合は、後で本人に伝えます。
まとめ
この言葉は、その人自身であるかを確認するものです。
この言葉だけでは確認が不十分なので、必要である場合は証明できるものの提示を求めます。
本人を装った詐欺もあるので、確認を怠らないようにしましょう。