「早急に向かいます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「早急に向かいます」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネス用語の「早急に向かいます」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「早急に向かいます」とは?意味

「早急に向かいます」とは、「できるだけ早くそっちに行く」を意味する言葉です。

「早急に向かいます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「早急に向かいます」「早急」「出来る限り素早く急いで」という意味を持ちます。

「早」「急」もどちらもスピードを早めて時間をできるだけかけないことを表しており、言葉を重ねることで時間短縮をより強調しています。

「向かいます」は特定の場所に向けて出発することを表す言葉で全ての移動手段や経路を含む言い方です。

「早急に向かいます」は移動スピードや移動経路で最短を目指すのはもちろん移動するのに障害になること、例えば今手掛けている仕事など早く片付けるという意味も含まれます。

一般的に「早急に向かいます」という場合は「すぐ行く」ことを表していますが「できる限り急いで早く」という意味で使われる場合は今の仕事を片付けてから、行ける準備が整ってからなど必ずしもいますぐ行動するとは限りません。

自分なりに急いで早く行動しているので必ずしも実現しないこともあります。

事故で電車が遅れていたり道路が渋滞していて思うように動けなかったりなど、異動に伴う不都合により早急に向かいたいのに時間がかかってしまうケースは珍しくありません。

「早急に向かいます」という言葉は急いで行こうと思っているという意思を表すものであり、早く移動できたという結果を表しているわけではありません。

急ぐ程度の認識にも個人によって差があるので向かう側に急いでできるだけ早く移動したつもりなのに待つ側は随分と時間がかかり待たされたと感じるケースはよくあります。

急ぐ気持ちやスピードを強調している表現ではあるものの具体性には欠けるので認識のズレには注意が必要です。


「早急に向かいます」を使った例文

・『現場まで早急に向かいます』
・『出来る限り早急に向かいますが少し時間がかかるかもしれません』

「早急に向かいます」の返答や返信例

相手は急いで向かおうとしているのでどの程度緊急性があるのかを伝えておきましょう。

急いでいるなら「できるだけ早くお願いします」、具体的に来てほしい時間があるなら「?時までにお願いします」と返答してください。

緊急性が低いなら「急がなくても構いません」「慌てなくてもいいですよ」などと伝えると落ち着いて行動してもらえます。

どのように返答するとしても相手を無理に急かすような言い方は避けてください。

早く来てもらいたい気持ちはわかりますが慌てて移動したことで事故などトラブルが起きたら大問題です。

無理なく出来る範囲で急いでもらえるよう気遣いを込めて返答することが大切です。

まとめ

ビジネスは時間が勝負と言われます。

急ぐときには「早急に向かいます」という表現がよく使われますがどの程度急いでいるのか具体的な基準はありません。

待つ人をイライラさせないように所要時間や到着予定時刻を伝えておきましょう。