「自分で言うのもなんですが」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「自分で言うのもなんですが」とは?
はじめに「自分で言うのもなんですが」の意味を解説していきます。
この表現は、主に自分の能力や資質に対して、自分でポジティブな言及する場合に使用されます。
端的に言えば「自画自賛する際の前置き」として使われるのです。
この表現が意味しているのは、自分で自分をほめることに対して、少し恥ずべき感情があることを相手に示すことです。
また、自画自賛する行為を恥じるということ自体が、日本らしい発想であるとも言えるでしょう。
「自分で言うのもなんですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「自分で言うのもなんですが」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先の営業担当者と初めて会って会話しているとします。
自己紹介もかねて、自分の過去の営業実績を相手に紹介しようと考えました。
そのような時には「自分で言うのもなんですが、かなり多くの実績がございまして」と話し始めるとよいでしょう。
これから話す内容は、「少し自分をほめるようなものです」と予告するのと、同じ効果があるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、少しカジュアルな表現なことです。
敬意を払うべき相手に対しては「自分で言うのも恐縮ですが」などの表現にするほうが無難と言えます。
「自分で言うのもなんですが」を使った例文
ここでは「自分で言うのもなんですが」を使った例文を挙げていきます。
目上の人に対して使う場合「なんですが」はカジュアルすぎます。
他の表現も合わせて使えるようにしておくとよいでしょう。
・『自分で言うのもなんですが』
・『自分で言うのも恐縮ですが』
・『自分で言うのもおこがましいですが』
「自分で言うのもなんですが」の類語や敬語での言いかえ
それでは「自分で言うのもなんですが」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「自分で言うのもなんですが」の類似表現
まず「自分で言うのもなんですが」の類似表現について解説します。
「自分で言うのも」は「自画自賛で」と言い換えられます。
この場合は、意味に違いも生じるので気を付けましょう。
「自分で言うのもなんですが」の敬語表現
つぎに「自分で言うのもなんですが」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「自分で言うのも憚られるのですが」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「自分で言うのもなんですが」という表現は、自画自賛したい場合の前置きとして使えるフレーズです。
自分をほめる場合の、ちょっとした遠慮を表すのに便利な言葉なので、覚えておくとよいでしょう。