この記事では「お疲れの出ませんように」について解説をします。
「お疲れの出ませんように」とは?意味
くたびれないように、心身の力を消耗しないように、といった意味です。
「お疲れ」は「疲れ」を相手を敬う言い方にしたものです。
「疲れ」には、疲れること、心身の力を消耗して働きが衰えること、という意味があります。
「お」をつけることで、相手に対する尊敬の意を表す形になります。
「出ません」は「出る」を「ません」で打ち消した語です。
「出る」は、新たに生じる、勢いがうまれるという意味です。
この意味では「熱が出る」のような使い方をします。
「ません」は丁寧な打消しの表現です。
「よう」は勧誘や婉曲な命令の意を表します。
「お疲れの出ませんように」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、葬儀・通夜で使われることが多いです。
身近な人が亡くなると、心がぽっかり空いたような感じになることがあります。
また、葬儀の準備や遺品の整理など、やらなければならないことが多く、体が疲れてしまいます。
このような状態をいたわって伝える言葉です。
普段の会話では「~ように」で言葉を切ると中途半端な印象になるので、後に言葉を続けることが多いです。
しかし、この言葉の場合は、「ように」で言葉を切ることがあります。
日常の中で「疲れないように」と伝えたい場合は、別の表現をした方がよいでしょう。
疲れるのは無理をするからです。
そこで、「ご無理をなさらないように」という言葉を使うことができます。
何か手伝えることがあるなら、手を貸してあげるとよいかもしれません。
力を貸すことで相手の負担が軽減します。
「お疲れの出ませんように」を使った例文
・『お疲れの出ませんようにご自愛ください』
「お疲れの出ませんように」の返答や返信例
こちらに気を遣ってこのように伝えてくれているので、感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。
しかし、すでに心身共に疲れているときは、返答をするのが難しいと思います。
その場合は無理をする必要はありません。
心身共に回復してからでも、お礼を伝えることはできます。
元気になった姿を見せることで、相手は安心します。
日常の中でこういった言葉をかけられたなら、無理をしないように気をつけてください。
自分では大丈夫と思っていても、心身は疲れていることがあります。
疲れたと思う前に休むことが大切です。
こまめに休んだ方が、回復が早くなります。
まとめ
この言葉には相手をいたわる意味が込められています。
無理をしないで欲しい、体を大切にして欲しいという気持ちが含まれます。
心身が衰えてしまっているような人には、優しい言葉をかけたいものです。