この記事では「お帰りをお待ちしています」について解説をします。
「お帰りをお待ちしています」とは?意味
戻ってくるのを待っています、という意味です。
「お帰り」は「帰る」を敬意を表す言い方にしたものです。
「帰り」は「帰る」の連用形で、もといた場所や自宅に戻るという意味になります。
「お待ち」は、「待つ」を敬意を表す言い方にしたいものです。
「待ち」は「待つ」の連用形で、人や物事がやってきるのを期待しながら時間を過ごすという意味になります。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表します。
「お待ちし」の「し」が「する」のことです。
「ています」は、ある状態であることを表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「お帰りをお待ちしています」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、どこかに出かけている人や、これから出かける人に対して述べるものです。
帰ってきて欲しいという気持ちが伝わります。
「しています」は「しております」とした方が丁寧です。
しかし、いくつも「お」を使うことになり、しつこく感じられる場合があります。
「お～する」の形で敬意を表しているので、この表現でも大きな失礼にはなりません。
たとえば、自分の上司が出張をして、遠い地域に出かけているとします。
その上司から「これから会社に戻る」という連絡がありました。
その連絡を受けた部下は、上司が帰ってくるのを心待ちにしています。
また、無事に帰ってきて欲しいという気持ちも持っています。
こういった気持ちをこの言葉で伝えます。
このようなことを言われて、嫌な気持になる人は少ないことでしょう。
自分を待っていてくれる人がいると思おうと、うれしく感じます。
「お帰りをお待ちしています」を使った例文
・『お帰りをお待ちしています。お気をつけてください』
「お帰りをお待ちしています」の返答や返信例
何時くらいに帰ると伝えておけば、その時間帯に迎えられるようにしていてくれるはずです。
帰ってくる時間帯がわかっていれば、自分が戻ったときに、その場にいる人たちが慌てることはないでしょう。
帰る道での無事を祈る言葉を伝えてくれたならば、その気持ちにお礼を伝えるとよいでしょう。
または「気をつける」という意の言葉を返すこともあります。
お土産を渡すような間柄なら、お土産の話をしてもよいかもしれません。
まだ購入していないなら、何がよいか尋ねてみるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、戻ってくることを待っている気持ちを伝えるものです。
嫌いな人が戻ってくることを期待する場面は少ないでしょう。
つまり、好意を持っていることが伝わるのです。
