この記事では、「発言はお控えください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「発言はお控えください」とは?意味
「発言はお控えください」は、大勢のいる場で統制を取る為に、相手が勝手に意見を言わない様に注意する表現です。
「控える」は「自制や配慮してそれをやめておく」という意味、「お」が付いて相手の動作を敬う表現になります。
「ください」は「くれ」の尊敬語ですが、このままだと「やめてください」という厳しい表現になります。
目上の人や外聞の人に対して使う場合、「発言はお控えくださいますようお願いいたします」に言い換えましょう。
「ますよう」は遠回しに希望を伝える意味、「お願い」は「そうして欲しいと頼む時のへりくだった表現」という意味、「いたします」は「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語「ます」が付いた表現です。
丁寧にお願いする意味になりますので、目上の人や社外の人に使えます。
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、会議の場で、他の人が意見を述べている時です。
2つ目は、傍聴人として参加していて発言権がない場合です。
3つ目は、会議などの場で、相手を誹謗中傷したり、公序良俗に反することを述べた時です。
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」の言葉の使い方や使われ方
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『只今答弁中ですので、発言はお控えくださいますようお願いいたします』
・『傍聴席からの発言はお控えくださいますようお願いいたします』
・『議論に直接関係のない発言はお控えくださいますようお願いいたします』
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」の類語や言いかえ
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」の類語や言いかえは以下の通りです。
「発言はご遠慮くださいますようお願いいたします」
「遠慮」は「人に対して、言葉や行動を慎み控えること」という意味で、「控える」と同じ意味です。
「発言はお控えいただきたく存じます」
「いただく」は「もらう」の謙譲語、「たく」は希望・願望の助動詞「たい」の連用形、「存じます」は「思います」の謙譲語です。
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」の英語表現
「発言はお控えくださいますようお願いいたします」の英語表現は以下の通りです。
“We would appreciate if you refrain from speaking without permission”
「許可なく発言することを控えていただければ光栄です」になります。
特に定番フレーズはないので、状況に合わせて誠意を込めてお願いします。
まとめ
今回は「発言はお控えくださいますようお願いいたします」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。