この記事では「ご選択いただけます」について解説をします。
「ご選択いただけます」とは?意味
選ぶことができます、という意味です。
「ご選択」は「選択」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしています。
「選択」は、いくつかある中から、目的にあったものをとり出すことです。
「ご」は、他人の行為を表す語につけると、その行為をする人に対する敬意を表す言い方になります。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
話し手や動作の受け手が、他人から恩恵を受ける意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「ご選択いただけます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が何かを選ぶことが可能なときに使用をします。
選ぶことができるという意味で、「選んでください」と求める意味ではありません。
しかし、聞き手に選んで欲しいときに使われています。
「ご選択ください」でも選んで欲しいということは伝えられますが、命令しているように感じられてしまいます。
「ご選択いただけます」の場合だと、命令をしているようには感じられません。
「ご選択くださいますか」「ご選択くださいませ」などの言い方でも、選んで欲しいということを伝えることができます。
これらには「ください」が使われていますが、問いかけの形にしたり、「ませ」をつけたりすることで、柔らかな印象になっています。
「いただく」は、他人に頼んで何かをしてもらうときや、話し手側や動作の受け手が恩恵を受けるときに使われることが多くあります。
たとえば、このような場面で使用されます。
お客さまが犬小屋を購入しました。
この犬小屋にはネームプレートをつけることができます。
プレートの形は3つあり、お客様自身が選ぶことができます。
その「選ぶことができる」を「ご選択いただけます」で伝えます。
「ご選択いただけます」を使った例文
・『3つの中からご選択いただけます』
「ご選択いただけます」の返答や返信例
選ぶことができるので、好きなものを選んでください。
「あなたが選んでください」と店員に伝えても、店員は困ってしまうことでしょう。
自分が使うもののなら、自分で選びます。
おまけをつけるので、好きなものを選んでくださいという場合、おまけはいらないということがあると思います。
その場合は丁寧に断ります。
「ありがたいのですが結構です」などの言葉で断ることができます。
まとめ
この言葉は、聞き手が選ぶことができることを伝えるものです。
何かを選択して欲しいときに用います。
選んで欲しいということは、他の伝え方もできるので、いろいろな伝え方を持っておくとよいでしょう。