「慰労」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「慰労」とは?
「慰労」は、苦労をねぎらうことを意味する言葉です。
「慰労」は「いろう」と読みます。
これは「労を慰める」という言葉が熟語になったものです。
つまり、苦労したことに対して、それを労う行為を「慰労」という言葉で表現するのです。
これは、「仕事が終わったので社員を慰労する」のように使用します。
このようにすれば、苦労したことを労う様子を言い表す事ができるのです。
なお、「いろう」には「遺漏」という言葉もあります。
こちらは「手抜かり」や「手落ち」を意味しますので、間違えないように注意しましょう。
「慰労」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「慰労」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある大仕事を成功させたとします。
そのため、力を尽くしてくれた部下達をねぎらいたいと考えたのでした。
このような場合には、「頑張ってくれた部下達を慰労したいと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、苦労をねぎらうことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「慰労」の使い方に注意しましょう。
これは「労をねぎらうこと」や「苦労を慰めること」などの言葉で、冗長に言い換える事も可能です。
同じような意味でも、印象の違う使い方ができるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「慰労」を使った例文
「慰労」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な使い方ができるようになるのです。
・『社員を存分に慰労したいと思います』
・『部下をしっかり慰労するべきだと思います』
・『メンバーを慰労したい気持ちになりました』
「慰労」の類語と敬語での言いかえ
「慰労」の類語と敬語を解説していきます。
「慰労」の類似表現
「慰労」の類似表現には、「ねぎらい」があります。
「慰労」と「ねぎらい」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えます。
なお、「ねぎらう」という動詞が変形して名詞化したのが「ねぎらい」であり、「労い」と表記する事も可能です。
「慰労」の敬語表現
「慰労」を、単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合には、他の言葉を組み合わせて表現する必要があるのです。
たとえば「慰労いたします」とすれば、謙譲語を使った敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「慰労」は、苦労をねぎらうことを意味する言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。