「怒涛のように」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「怒涛のように」とは?
「怒涛のように」は、勢い激しく押し寄せる様子を言い表した言葉です。
これは、たとえば「大勢の観客が怒涛のようにやってきました」のように使用します。
このようにすると、観客が激しく押し寄せてくるような印象の言葉にできるのです。
「怒涛」は「どとう」と読みます。
これは、「荒れ狂う大波」という意味を持つ言葉です。
つまり、何かが押し寄せる様子を、激しい波に例えて表現した言葉なのです。
なお、「怒」は「おこること」や「いかること」と意味します。
これが「激しさ」を言い表しているのです。
さらに、「涛」は訓読みで「なみ」と読みます。
このことから、「怒るような波のこと」を「怒涛」と表現していると分かるのです。
「怒涛のように」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「怒涛のように」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある製品の広告を出したとします。
すると、すさまじい反響で、問い合わせが殺到したのでした。
このような場合には、「昨日から怒涛のように問い合わせが来ております」と述べるとよいでしょう。
これにより、勢いよく押し寄せる様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「怒涛のように」の使い方に注意しましょう。
これは「怒涛のごとく」と言い換える事も可能です。
同じ意味ですが、少し印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「怒涛のように」を使った例文
「怒涛のように」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な使い方ができるようになるのです。
・『観客が、怒涛のように押し寄せてきます』
・『私たちは、怒涛のように進んできました』
・『昨日から、怒涛のように問い合わせが来ています』
「怒涛のように」の類語と敬語での言いかえ
「怒涛のように」の類語と敬語を解説していきます。
「怒涛のように」の類似表現
「怒涛のように」の類似表現には、「激しい波のように」があります。
「怒涛」と「激しい波」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「怒涛のように」の敬語表現
「怒涛のように」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にするには、他の言葉を組み合わせて表現する必要があるのです。
たとえば、「怒涛のようにまいりました」とすれば、謙譲語を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「怒涛のように」は、勢い激しく押し寄せる様子を言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。