この記事では「席までご案内します」について解説をします。
「席までご案内します」とは?意味
席まで連れて行きます、といった意味です。
「席」は座る場所のことです。
「まで」は、動作や事柄が及ぶ距離的・時間的な限度や範囲を表します。
「席まで」という場合は、案内をする距離の範囲が席ということを表します。
「ご案内」は「案内」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「案内」は、道や場所などを知らない人を、そこまで連れて行くことです。
「ご」をつけることで、案内される人に対して敬意を表す言い方になります。
「ます」は敬意を表す語です。
「席までご案内します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、誰かを席に案内するときに使用をします。
祝宴が行われます。
出席する人たちは、それぞれ座る場所が決まっています。
会場が広いので、座る場所を探すのは大変だと思われます。
そのため、席まで連れて行く人がいます。
出席者にはどこに座るようにと示された紙が渡されており、案内する人がこの紙を見ることで、どこに連れて行くかがわかります。
この言葉は、案内をする人が使うものです。
飲食店でも使われる言葉です。
この後に、人を席まで連れていきます。
「席までご案内します」でも失礼にはなりませんが、「お席までご案内いたします」とした方がより丁寧な印象になります。
「お」をつけることで丁寧な言い方になります。
「いたします」は、「いたす」と「ます」をつなげたものです。
「いたす」は「する」の謙譲語・丁寧語です。
「あの人を誰が席まで案内しようか」と話し合っているときに、「私が案内します」という意味でも使用できます。
「ご案内」は案内を受ける人を敬った言い方で、聞き手が案内される人でない場合、聞き手を敬っているのではありません。
「席までご案内します」を使った例文
・『席までご案内します。どうぞことらへ』
「席までご案内します」の返答や返信例
席まで連れて行ってくれるので、その人についていきます。
連れて行ってくれたときには、お礼を伝えます。
しかし、飲食店の場合はお礼を伝えないことがあります。
飲食店で席を案内してもらい、お礼を伝える人は少ないので、言われた店員は驚くかもしれません。
しかし、お礼を伝えるのは悪いことではありません。
言われた店員はうれしいことでしょう。
案内がいらないときには、申し出にお礼を伝えて断ります。
まとめ
この言葉は、誰かを座る場所まで連れて行くときに使用をします。
さらに丁寧な言い方ができるので、使う場面などにあわせて言い方を変えてみてください。
案内をするからには、丁寧な対応を心がけましょう。