「ご臨席の栄を賜りますよう」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご臨席の栄を賜りますよう」とは? ビジネス用語【一語】

「ご臨席の栄を賜りますよう」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「ご臨席の栄を賜りますよう」とは?

はじめに「ご臨席の栄を賜りますよう」の意味を解説していきます。

「ご臨席の栄」「ごりんせきのえい」と読み、「出席の名誉」という意味を持つ言葉です。

「ご臨席」「席に臨む」から来ており、「出席すること」を示しています。

「隣席」で隣に座ることと読みが同じなので、混同しないように気を付けるとよいでしょう。

つぎに「栄」ですが、これは「栄誉、栄光」など「名誉や誉」をあわす言葉で、「栄」だけで使用するケースは珍しいですが、「光栄である」ことを示しています。

なお、「賜る」は受けるの謙譲表現です。

これらのことから「ご臨席の栄を賜りますよう」「出席してくれるよう」という意味の言葉を非常に丁寧にしたものだと言えるでしょう。

「ご臨席の栄を賜りますよう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「ご臨席の栄を賜りますよう」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、創立20周年の式典の案内を出すことにしました。

そして、このようなフォーマルな文書で「出席をお願い」する方法に思い当たらなかったとします。

たとえば素直に「出席してくださいますよう、何卒お願いします」でも誤用ではないのですが、普通過ぎる感じがするのです。

このような場合に「ご臨席の栄を賜りますよう、何卒お願い申し上げます」と記載するとよいでしょう。

非常に格調高い表現で、相手に出席を依頼できるのです。

この言葉を使う場合の注意点は、主に文語表現で使用されることです。

スピーチは別ですが、基本的には会話表現で使用されない言い回しであると言えるので、使い方には注意するとよいでしょう。


「ご臨席の栄を賜りますよう」を使った例文

ここでは「ご臨席の栄を賜りますよう」を使った例文を挙げていきます。

例文のように段階的に表現を丁寧にすることが可能です。

続ける言葉は「お願いします」を意味する表現が一般的ですが、そのパターンだけでも多彩に存在します。

・『ご臨席の栄を賜りますよう、お願いします』
・『ご臨席の栄を賜りますよう、お願いいたします』
・『ご臨席の栄を賜りますよう、お願い申し上げます』

「ご臨席の栄を賜りますよう」の類語や敬語での言いかえ

それでは「ご臨席の栄を賜りますよう」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「ご臨席の栄を賜りますよう」の類似表現

まず「ご臨席の栄を賜りますよう」の類似表現について解説します。

「ご臨席」「ご出席」と言い換えられます。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「ご臨席の栄を賜りますよう」の敬語表現

つぎに「ご臨席の栄を賜りますよう」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

例えば「ご臨席の栄をいただけますよう」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「ご臨席の栄を賜りますよう」という表現は、フォーマルな文書で相手に出席を乞えるフレーズです。

必要な場面で、なかなか出てこない表現でもあるので、しっかり覚えておくとよいでしょう。