「下のお名前を教えて下さい」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「下のお名前を教えて下さい」とは?
「下のお名前を教えて下さい」は、名字ではなく名前を教えて欲しい場面で使用できます。
人の名前は、「名字」と「名前」で構成されます。
この場合の「名字」は家族の名前の事であり、英語ではファミリーネームやセカンドネームと呼ばれます。
これに対して「名前」は、個人の名前の事であり、英語ではファーストネームと呼ばれるものになります。
なお、「下のお名前」は、縦書きが前提になった表現です。
名字、名前の順番で表記した場合に、縦書き文書で下に来るのが「名前」なのです。
さらに、「教えて下さい」は「教えてくれ」を尊敬語に言い換えたものになっています。
「下のお名前を教えて下さい」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「下のお名前を教えて下さい」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある客と契約が成立したとします。
契約書を作成するために、名字だけでなく名前も教えてもらうことにしたのです。
このような場合には、「契約書を作成いたしますので、下のお名前を教えて下さい」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手のファーストネームを教えてもらいたいことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「教えて下さい」の表現に注意しましょう。
これは「お教えください」と言い換えて使用する事も可能です。
どちらも同じ意味ですが、印象の違う表現として使い分けられるのです。
実際の状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「下のお名前を教えて下さい」を使った例文
「下のお名前を教えて下さい」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し言葉を加えると、自然な形の文章を作成できるのです。
・『差し支えなければ、下のお名前を教えて下さい』
・『会員登録いたしますので、下のお名前を教えて下さい』
・『もしよろしければ、下のお名前を教えて下さい』
「下のお名前を教えて下さい」の類語と敬語での言いかえ
「下のお名前を教えて下さい」の類語と敬語を解説していきます。
「下のお名前を教えて下さい」の類似表現
「下のお名前を教えて下さい」の類似表現には、「ファーストネームを教えて下さい」があります。
「下の名前」と「ファーストネーム」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「下のお名前を教えて下さい」の敬語表現
「下のお名前を教えて下さい」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「下のお名前を教えていただきたい」に言いかえできます。
まとめ
このように「下のお名前を教えて下さい」は、名字ではなく名前を教えて欲しい場面で使用できます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。