この記事では「他社製品の修理はお引き受けいたしかねます」について解説をします。
「他社製品の修理はお引き受けいたしかねます」とは?意味
他の会社が製造や販売をしているものの修理はできません、という意味です。
「他社製品」は、他社が製造や販売をしている品物を指します。
話し手側が製造や販売をしているものではないということです。
「お引き受け」は「引き受ける」に「お」をつけて、敬意を表す言い方にしています。
「引き受ける」は、責任を持ってある事柄を受け持つことです。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「いたします」を添えた形で、謙譲の意を表し、相手を敬う言い方になります。
「引き受け」は「引き受ける」の連用形です。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
「かねます」は「かねる」と敬意を表す「ます」をつなげており、~しようとしてできない、~することが難しいという意味になります。
「他社製品の修理はお引き受けいたしかねます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が属する会社が製造や販売をしているもの以外は修理できないと伝えるものです。
修理を断るときに用います。
自社の製品についてなら詳しく知っているし、修理をするための部品もそろっているので、修理の依頼に応えることができます。
しかし、他社の製品だと製品の仕組みがわからなかったり、必要な部品がなかったりなどして、修理が難しいです。
そのため、断らざるを得ません。
断るときには、相手を不快にさせないように配慮が必要です。
この言葉の前に「申し訳ありませんが」など一言添えると、気遣いを示すことができます。
また「~かねます」という表現は、「お引き受けできません」というよりも、拒否している印象が薄いです。
「他社製品の修理はお引き受けいたしかねます」を使った例文
・『大変申し訳ないのですが、他社製品の修理はお引き受けいたしかねます』
「他社製品の修理はお引き受けいたしかねます」の返答や返信例
修理はできないようなので、この会社への修理依頼はあきらめることになるでしょう。
しつこくお願いをするのは、相手に迷惑をかけます。
何度お願いをしても修理はしてもらえません。
この製品を製造している会社や、購入した店ならば、修理をしてくれる可能性があるので、問い合わせをしてみてください。
そこでも修理ができないというのなら、自分で何とかしたり、新しい製品を購入したりといった選択になるでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手が属する会社以外の製品の修理ができないことを伝えるものです。
断るときには、相手の気持ちに配慮した言い方にしましょう。